Appleは来月、新しいiPhoneをApple Watchなどの新モデルとともに発表すると予想されていますが、この新型iPhoneはどんな製品となるのか。
WSJは「iPhone、次はどうなる？ 変更点を占う」という記事で、これまでに出てきた噂や予想を含む情報をまとめながら伝えています。
見出しを見ると、「変更は控え目」「カメラが向上」「miniが再登場」「5G対応の拡大」「出荷に遅れ」「折り畳み式はまだ登場せず」などとなっています。
昨年、iPhone12が5Gを搭載し、miniモデルが初登場しラインナップが拡充されるなど大きなアップデートだったので、少なくとも今年のアップデートは比較的小規模になるだろうという見方です。
一方、ビデオ版ポートレートモードやプロ用編集機能の追加などカメラ性能は一段と向上し、米国のみだったミリ波が他の市場にも拡大されるなど、順当なアップデートが期待されています。
そうそう、前面にあるノッチも、完全にはなくならないものの、少し小さくなるといわれています。
興味深いのは次の記述で、
同僚のジョアンナ・スターン記者は、サムスンとアップルの新製品にあるパターンを見いだした。アップルは通常、サムスン製品の機能を2～3年遅れで導入しているのだ（関連記事）。そのパターンで行けば、iPhoneには近く画面内指紋認証センサーが搭載されるほか、画面のリフレッシュレートが120ヘルツに引き上げられ、アニメーションが一段とスムーズに表示されるようになる。
指紋認証Touch IDが画面内あるいは画面下に搭載されるという噂は以前より出ており、現在はiPadProのみに搭載されている、ProMotionと呼ばれている120Hzのリフレッシュレートを可能にしたディスプレイは今年の新モデルからiPhoneにも搭載されると予想されています。
ただし、記事でも指摘されているように、画面内Touch IDは来年以降になるという見立てです。
今年の新モデルは買いか。
iPhone13シリーズは、昨年のiPhone12と同様に、5.4インチのiPhone13 mini、6.1インチのiPhone13、6.1インチのiPhone 13 Pro、6.7インチのiPhone13 Pro Maxという4モデルになる見込みです。ProMotionやカメラの全ての新機能（＊）はProモデル限定となりそうです。
追記：当初「新機能全て」としていましたが、「全ての新機能」に表現を改めました。いくつかのカメラの新機能は13シリーズ全体に追加されるものの、よりプロ向けの機能はハイエンドのProシリーズに限定されそうだからです。
自分の考えをまとめておくと、
iPhone12シリーズを購入したユーザーは、昨年ほどの興奮や満足度を得られる可能性は高くないでしょう。
iPhone11（2019）やXS（2018）シリーズを使っているユーザーは？
カメラや5G通信に魅力を感じているなら、買い替えてを検討しても良いかもしれません。
ちなみに私はiPhone11 Pro Maxを使っていますが、たぶん買い替えません。
もし買い換えるなら、画面内TouchIDが搭載されてからです。おそらくはiPhone14シリーズからになるでしょう。
iPhoneX（2017）やiPhone8（2017）シリーズからは？
現在使っていて、処理速度に不満があったり、バッテリー駆動時間が短くなっていると感じているなら、買い替えを検討しても良さそうです。
iPhone7やそれ以前のモデル、iPhone SEは？
早ければ新型iPhone SE第3世代はA15チップや5G搭載で来年前半発売される見込みです。
価格も抑えられるでしょうし、プロセッサはiPhone13シリーズと同じになるでしょうから、現行iPhone SE第2世代のサイズとデザインを踏襲するのでよければ、こちらを待つのもありです。
Source：The Wall Street Journal
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iOS15とiPadOS15に関する情報はiOS 15カテゴリーに、iOS14とiPadOS14についてはiOS 14カテゴリーに、それぞれまとめてあります。
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