Appleは日本時間8月18日、「iOS 15」「iPadOS 15」「tvOS 15」「watchOS 8」の6番目となるベータ版を開発者に向けてリリースしました。
パブリックベータ版はまだのようです。
新たにリリースされたベータ版
- iOS 15 beta 6 (19A5325f)
- iPadOS 15 beta 6 (19A5325f)
- tvOS 15 beta 6 (19J5332e)
- watchOS 8 beta 6 (19R5330d)
今回確認された新機能や変更点
MacRumorsによると、次のような変更点や新機能が確認されています。
特にSafariのデザインが大きく様変わりしています。
Safariのデザイン変更
Safariのアドレスバーをインターフェイス最上部に移動させるトグルが追加。iOS 14のようなデザインに戻したことで、以前のベータ版で導入されたSafariの大きな変更は和らげられたかたちです。
外観も変更されており、下部のURLバーはコントロールパネルに統合され、すべての機能をアドレスバーだけに統合することはなくなっています。
設定にあるSafariのデザインオプションでは、下部にタブのは位置された「タブバー」表示と上部に配置された「シングルタブ」表示とを切り替えることができるようになっています。また、新たにウェブサイトの色付けやサンドスケープ時のタブバーを有効または無効にするトグルも用意されています。「Allow Website Tinting」は、以前のベータ版で用意されていた「Show Color in Tab Bar」の設定と同じようです。
この2つの表示方法は、設定にアクセスすることなく、Safariの左メニュー「Aa」で切り替えることができます。
Safariのブックマークと履歴
下のタブバー表示を有効にしてSafariの履歴、ブックマーク、リーディングリストにアクセスすると、インターフェイスが下から持ち上がるように表示され、画面の占有率が低くなります。一方、シングルタブを有効にするとインターフェイスは以前と同じように表示されます。
SharePlayの削除
AppleがSharePlayを一時的に削除したことで、Beta6ではSharePlayは利用できません。
iOS 15、iPadOS 15、tvOS 15、macOS Montereyの正式リリース時にSharePlay機能は提供されないことが決定されたようで、将来のソフトウェアアップデートで改めて導入する予定となっています。
SharePlayとは、FaceTimeで話しながら、通話相手とテレビ番組や映画を観たり、一緒に音楽を聴いたり、自分の画面を共有できる機能です。
文字盤のオートメーション
iOS 15 Beta5の「ショートカット」アプリでは特定の時間にApple Watchの文字盤を自動的に設定できる「オートメーション」が削除されていましたが、Beta6でオプションが復活しています。
その他にも変更点などあれば追記します。
これまでに確認されている新機能
各ベータ版で確認されている新機能などはベータ版ごとの更新記事をご覧ください。
新OSの新機能については、Appleの公開している各OSのプレビューページをご覧ください。
パブリックベータについて
ユーザーは、Appleの用意する次のサイトからパブリックベータに登録できます。
Apple Beta Software Programに参加するには、無料のメンバー登録が必要です。
有効なApple IDを所有し、登録時にApple Beta Software Program契約に同意することで、だれでも参加できます。
続いて、使用しているデバイスを登録してパブリックベータにアクセスし、最新機能を試すことができます。「フィードバックアシスタント」Appを使ってAppleに直接フィードバックを送信することでもできます。
現在、パブリックベータは、iOS14/15、iPadOS14/15、tvOS14/15、watchOS7/8、macOS Big Sur 11/macOS Montereyでそれぞれ利用可能です。
Source：iOS & iPadOS Release Notes, macOS Release Notes, News - Apple Developer
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