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3年前と2年前のiPhoneを売却してみた結果:1年間のコストを計算、コスパが良いのは3年で買い替え

iPhoneは中古スマホとして比較的高く売ることができます。
今回、3年前に買ったSIMフリーのiPhone7 Plusと2年前に買ったiPhone Xを中古ショップに買い取りしてもらいました。
そこから、どの程度の金額で買い取ってもらえたのか、1年間でどのくらいの価格でその端末を使うことができたのか、などを計算してみました。
iPhoneを使う際のランニングコストの参考になれば幸いです。


 

3年前のiPhoneを買い取りの場合

iPhone7 Plus 128GBは2016年9月にApple Storeで購入しました。SIMフリーです。
当時の価格は税別97,800円、税込105,624円でした。10万円を超えたスマホを買ったのはこれが初めてです。
3年と1か月後、この端末を中古販売買取店に売却したところ、約34,000円となりました。

購入価格 買取価格 差額 1年間のコスト
105624円 34000円 71624円 23875円/年


もしこの端末を3年間使っていたら、1年間に約2万4千円、1か月に2千円ほどで使っていたことになります。
これならそんなに高くないかも。


今回売却したのは傷がつきやすいと評判だったジェットブラックというカラーのiPhone7 Plus(上の写真)でした。
中古買い取りは傷によって買い取り額に影響を与えます。
当然ながら傷の少ない綺麗な状態が一番です。


2年前のiPhoneを買い取りの場合

iPhone X 64GBは2017年10月にApple Storeで購入しました。こちらもSIMフリーです。
当時の価格は税別112,800円、税込121,824円。ついに12万円を超える価格で当時かなり驚きました。
2年後、この端末を中古販売買取店に売却したところ、約55,000円となりました。

購入価格 買取価格 差額 1年間のコスト
121824円 55000円 66824円 33412円/年


もしこのiPhoneを2年間使っていたら、1年間のコスト約3万3400円、1か月に約2,800円です。
上の3年の場合と比べると、ちょっとコスパが落ちます(ざっと1.5倍弱のコスト増です)。
正直iPhone Xは発売から2年後の現在でも基本的なパフォーマンスで不満を持ったことありません。
これならもう1年使ってもよかったかもしれません。


iPhoneX(上の写真)は背面もガラスとなって、保護ケースさえ装着しておけば、傷もつきにくくなったと思います。
もちろん、高い場所から落とすなどすればガラスが割れたり傷ついたりするかもしれませんが、2年間綺麗なままで使うことができました。


1年前のiPhoneを買い取りの場合

iPhone XS Max 64GBを1年後に売却した場合を想定してみました。
当時のApple Store価格は税別124,800円、税込134,784円。
1年後の売却価格は約76,000円。

購入価格 買取価格 差額 1年間のコスト
134,784円 76,000円 59,184円 59,184円/年


1年で売却してしまうと、1年間のコストは約5.9万円、1か月に4,900円もかかってしまいます。
うーん、これなら後2年、少なくとも1年は使いたくなってしまいます。
(逆に言えば、毎年6万円で最新iPhoneを使えると思えば安いと感じる方もいるかもしれません)


iPhone XSシリーズならあと1年、できれば2年は使いたいところ。
上の写真はiPhone XS MaxとiPhone X。


結果と考察

というわけで、発売時最新のiPhoneを1~3年間使った後売却した場合、1年間にいくらくらいの費用で使えたのか計算したところ、以下のような結果となりました。

使用年数 年間コスト
1年間使った場合 約6万円
2年間使った場合 約3.3万円
3年間使った場合 約2.4万円


買って1年後に売却すると、年間約6万円でそのiPhoneを使ったことになります。
一方、2年間使えば年間約3.3万円のコストとなり、1年間使った場合の半分近くまで下がることになります。
さらに、3年間使うと年間約2.4万円で済むようになり、1年間使う場合と比べ4割ほどのコストで使うことができるようになります。


いずれも新品で購入したiPhoneですが、やはり長く使えば使うほど、当然ですがコスパが良くなることがわかりました。

ただし、同時に別の見方もできるわけで、

年間約6万円で毎年最新のiPhoneを使えると考えることもできます。

iPhoneは1台10万円以上もざらなので、1年後に売却することで、結果として実売価格の4~5割程度の負担で毎年買い替えることもできるのです。

これは機種代金の支払い負担額が最大半額となるとして大手キャリアが提供している、アップグレードプランなどと呼ばれている施策と同じようにもみえますが、それよりもずっとシンプルであり、圧倒的に負担が少ないはずです。毎月の負担額もありませんし、いつ買い替えるのか(あるいは買い替えず済ませるか)など自分の意志でコントロールできるのも大きいです。


中古での価格が高いのがiPhoneを選ぶ利点の1つでもあり、長く使ってランニングコスト良く使うことも、毎年売却・購入で最新モデルを常に使い続けることも、どちらも可能なのです。


iPhoneに限らないかもしれませんが、購入後、封を開けた途端に中古となり買い取り価格がどーんと下がってしまい、そこから1年後が最も買い取り価格が下落します。
しかしながら、2年、3年と経過するにつれ落ち着いていき、ちょうど売り時となるようです。

それ以上置いてしまうと、価格が付かないくらい安くなってしまうか、端末の性能に使う側が耐えられなくなるでしょう。
あまりに古くなってしまい、遅くて使えない!となるとかなりのストレスです。
そうなる前に、どこかで見切りをつけて、新しい端末に買い替えるのが一番です。
なんでもバランスが肝要ということなのでしょう。

最後に

2年縛りのあったころは、2年ごとに新しい端末に買い替えるのが一般的でした。
現在は端末の性能も上がり、同時に性能も頭打ちになってきたといわれています。
iPhoneの場合もそうですが、カメラを高性能化するなど、付随する機能でどうにか差別化をしている状態です。
ぶっちゃけて言うと、1年前のiPhoneと最新のiPhoneで、単純にプロセッサの速度を体感できる機会はほとんどないと思います。2年前でさえ、ほとんどの場合、使っていていらいらするほどのことはないでしょう。

3年前に買ったiPhone 7 Plusは、日常使っていて、最新モデルと比べてちょっと遅いなあと感じる場面も出てきました。
そうした体験を踏まえると、3年が妥当かなと思います。


ただし、1点だけ注意。
それは本体のキズです。iPhoneのキズがあると査定額が減額されます。そして長く使えば使うほど傷がつく可能性も増えます。
傷をできるだけ付けないように、大事にiPhoneを使うことで、1年後、2年後の買い取り査定が結構変わってきます。
3年以上使うとそもそも買い取り価格自体が低くなるのでそこまで影響ないかもしれませんが、いずれにせよ、気を付けて使用することが大変重要です。
保護ケースやフィルムは必ず装着した方が良いです。
それから付属品や箱も捨てずに置きましょう。これらがないと確実に減額されます。


ところで、僕の場合、ほぼ毎年のように新しいiPhoneを買っている大きな理由の1つはこのブログのためです。
新しい機能は最も新しいiPhoneでしか使えないことも多く、実際に使ってみるためにはどうしても最新のiOSデバイスが必要となるからです。
しかしながら、こうして毎年のコストを計算してみると、案外大きいなと思い始めたのも事実です。



今年買ったiPhone11 Pro Max。
かなり高価でした。
来年は5G搭載となり、これが4Gでは最後のiPhoneとなるでしょう。
本当なら来年も新しいiPhoneに買い替えたいところですが、今回の経験を踏まえ、購入か見送りかを判断したいと思います。