Appleは日本時間2019年11月6日、「iOS 13.3」「iPadOS 13.3」の最初のベータ版「iOS & iPadOS 13.3 Developer Beta 1」(17C5032d)を開発者向けにリリースしました。
パブリックベータはまだのようですが、明日にもリリースされる見込みです。
その他にも次のベータ版が利用可能です。
- watchOS 6.1.1 beta (17S5433b)
- tvOS 13.3 beta (17K5433c)
- Xcode 11.2.1 GM seed (11B53)
iOS13.3 Beta1では、iOS13.2で複数のユーザーから出ていた、バックグラウンドのアプリが強制終了してしまうという問題が改善されているという報告が出ています。
ただし、直ったという声もある一方で直っていないという声もあり、まだ判断が付かない状態です。
この問題は、iOS13.2のマルチタスクの問題、あるいはRAM(メモリー)管理の問題ともいわれています。
YouTubeやSafariなどのアプリは通常よりも頻繁に再起動してしまい、バックグラウンドで実行中のアプリやタスクは積極的にといえるほど終了してしまいます。
たとえば、iPhoneでYouTubeの動画再生をしていて、それを一時停止してからiMessageを使ったとします。その後再びYouTubeに切り替えると、途中まで見ていたはずの動画が消えてしまい、最初から見なければならなくなるという症状です。
MacRumorsはユーザーからの複数の報告を紹介し、この問題を完全に解決するためにはさらにテストを実施する必要があるが、複数の報告を見る限り希望があるとしています。
iOS13.3 Beta1でのその他の変更点としては、MacRumorsや9to5Macによれば、
- スクリーンタイムに「Communication Limits(コミュニケーションの制限)」が追加:電話、メッセージ、FaceTime- アプリで、親は子どもの通話相手を制限することができるようです
- キーボードにミー文字・アニ文字を非表示にするオプションの追加
- Apple Watchアプリのデジタルクラウンのカラーがブラックからグレーに変更
- 現バージョンではBeats Solo Proが認識されないので注意
などがあります。
Source:iOS & iPadOS 13.3 Beta Release Notes | Apple Developer Documentation