Asus CEO Jerry Shen氏が、iPad miniの発表後もNexus7の売り上げが依然好調であると発言していることをDigiTimesが伝えています。
Nexus7とiPad mini
iPad miniは16GBモデルが329ドル（28,800円）、Nexus7（19,800円）と比べて高めの価格で発売されます。Nexus7とiPad miniの間におけるこの大きな価格差のために、Nexus7の脅威にはならないとShen氏はその考えを示し、Nexus7とiPad miniとでは目標とする顧客が異なるとしました。
Asusは、2012年第3四半期に230万台のNexus7を出荷しました。第4四半期にはさらに260万台を見込んでおり、年間で630万台に達すると、Shen氏はNexus7のセールスが好調であることを示しました。Nexus7は2012年第3四半期に発売されました。630万台という年間出荷台数は、2011年の350万台と比べて3.5倍に上ります。
Asusは2013年には少なくとも1000万台のタブレットデバイスを出荷することを見込んでおり、これはAppleに次いで世界第2位になるとShen氏は言及しました。また、Androidタブレットのセールス全体で70％が7インチサイズであることも注意しました。
Googleは新型Nexus10タブレットにおいて、その製造をSamsungに依頼しました。その理由として、Asusが同社の10インチタブレット、Transformerシリーズのコストパフォーマンス比率を引き上げたためとされています。しかし、Shen氏は、AsusがGoogleと今後も密接な協力関係を維持していくことを強調しています。
Microsoft Surfaceタブレットについては、先日発売されたSurfaceRT、2013年第1四半期にリリースされるSurface Windows8の両方がまだ非常に高価であり、本体もまだスリムでないため、ビジネス向けとなるだろうという見方をShen氏は示しています。
Asusは、MicrosoftのSurfaceシリーズよりも低価格で薄型化されたWindows8タブレットやWindowsRTタブレットを提供することができるとShen氏は指摘しています。しかし、Windows8/RTタブレット市場は2013年までは確定しないとみており、Asusは当面の間Android製品に集中することに注意しました。
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