次期Nexus7の第2世代が7月ごろローンチされるという情報を得たとReuters（日本語記事）が伝えています。
iPad miniとNexus7
2人の情報筋から得られた情報として、Googleは Qualcomm Snapdragonを搭載した第2世代のNexus7を7月ごろにローンチするとしています。ASUSの製造するこの新型タブレットは今年後半に800万台も出荷するとみられています。Googleの新型タブレットのリリースタイミングと販売目標が明らかにされたのは今回が初めてだとしています。
Nexus7第2世代は、第1世代よりも高解像度、より細いベゼルを採用し、Nvidia Tegra3の代わりにQualcomm Snapdragonを搭載します。GoogleはNvidiaとQualcommの両方のプロセッサを考えましたが、パワーを理由にQualcommを採用することを決定したと情報筋の1人は付け加えています。Google、Nvidia、Qualcommともにコメントを辞退しています。
情報筋はGoogleの計画が変わりやすいことをことわっています。そのうえで、価格はまだ決まっていないが、Nexus7第1世代が昨年6月に発表されたときと同じように第2世代も同じ価格199ドルで販売し、第1世代を割引きして販売すると情報筋は言及しています。あるいは、新モデルは149ドルという更に競争力のある価格にするかもしれないとも付け加えています。ライバルのiPad miniは最も安いモデルでも300ドル以上です。GoogleはAmazonと同じように広告から利益を得ます。Googleの収益の97％は広告から得られるというアナリストの見立てもあります。
Googleは今年後半に600万〜800万台のNexus7第2世代を出荷する計画です。Googleはこれまでタブレットのセールスを明らかにしていませんが、第1世代はおよそ460万台出荷したといわれています。
Nexus7第2世代は第1世代と同様にGoogleとAsusとの共同ブランドとなります。ASUSは今年、昨年の2倍となる1200万台以上のタブレットデバイスを出荷する見込みです。
Nexus7の後継機は、5月のGoogle I/Oで発表されるといわれていました。新モデルが高解像度パネルを採用し、液晶のベゼル（縁）部分を細くする、Qualcommチップを採用するなどの情報は以前より出ていました。
追記：AUOがNexus7第2世代向けの液晶パネルの受注を獲得したようだとDigiTimesが伝えています（EMSOne）。Nexus7第2世代に搭載されるディスプレイは画素密度323ppiと伝えられています。
関連記事
新型Nexus7第2世代は7月ローンチ、価格は199ドルあるいは149ドルとも：Reuters
