Appleが2020年第1四半期(1~3月)にも発売すると予想されているiPhone SEの後継となる新しい廉価版iPhone(いわゆる「iPhone SE 2」)について、AppleアナリストMing-Chi Kuo氏は最新レポートで、iPhone SE2は2020年内に少なくとも2千万台が出荷、より楽観的な状況では3千万台が出荷されるされると主張しています。
Kuo氏によれば、iPhone SE2はロジックボードに10層のPCB(SLP)を用い、iPhone11シリーズで使われるSLPよりも安価になると予想されています。
以前の調査レポートで、Kuo氏はこの新しい低価格モデルについて多くの詳細を提供しています。「iPhone SE 2」という非常に紛らわしい仮称で呼ばれていますが、実際にはデザインとスペックでiPhone8に近くなります。
4.7インチのディスプレイを搭載し、背面にはシングルレンズのカメラを、そして前面には指紋認証を可能とするTouch IDを搭載します。プロセッサはiPhone11およびiPhone 11 Proシリーズと同じA13チップを搭載しますが、メモリーは3GB RAMとなります。
この新モデルが「iPhone SE 2」といわれる所以はその価格にあり、399ドル(約4.4万円)といわれています。この価格は現在Apple公式サイトで449ドル(日本では52,800円)で販売されているiPhone8よりも安く、iPhone8の販売は終息し、新モデルはiPhone8に取って代わります。
新モデルは、iPhone 6sやiPhone6のような旧モデルを使い続けているユーザーにとって手頃なアップグレードとなり、大きく人気が出ると予想されています。新モデルは価格は安くとも、フラッグシップモデルと同じ速度と機能の多くを得ることができます。
また、インドや中国など、低価格デバイスが良く売れる国や地域でも人気が出ると予想されます。
新モデルは2020年の春に登場する予定であり、9月に発売される次期フラッグシップモデルの数ヶ月前に発売する見込みです。
Source:MacRumors
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