Apple、iPhone SE第4世代の量産を中止または延期か

Appleは2024年に発売予定の新型「iPhone SE」第4世代（iPhone SE 4）の量産計画を中止あるいは延期する可能性が高いことをAppleアナリストMing-Chi Kuo氏は自身の最新調査をもとに報告しています。
Kuo氏は、iPhone SE 3やiPhone 13 mini、iPhone 14 Plusといったミドルクラスやローエンドモデルの出荷台数が一貫して予想を下回っていることを要因と考えているようです。

それとともに、iPhone SE4のフルスクリーンデザインがコスト増および販売価格の上昇につながるという懸念も指摘。その結果として、AppleはSE 4の製品ポジショニングと投資対効果を再考する必要があるかもしれないとしています。
Appleからみても、不必要な新製品開発費用を削減することは、2023年の世界的な経済不況の難局を乗り切ることにもつながるとしています。

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as well as concerns that the full-screen design of the SE 4 will lead to an increase in higher costs/selling prices. As a result, Apple may need to reconsider the product positioning and return on investment for the SE 4.
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) December 21, 2022

これまでの複数の噂によると、AppleはiPhone SEの新バージョンを開発中であり、2024年に発売される予定であることが予想されていました。
新モデルは、Touch IDホームボタンを廃止し、その代わりにFace IDまたはTouch ID搭載の電源ボタンを採用したオールディスプレイのデザインとなり、iPhone XRに類似した外観のデバイスが開発されているといわれています。

SE4は6.1インチのLCDまたはOLEDディスプレイを搭載し、現行のiPhone 14モデルのように上部にノッチが設けられる可能性があると予想されています。iPhone SE 4の計画はまだ確定していなかったようで、今年初めにディスプレイアナリストRoss Young氏はAppleがこの製品のディスプレイをOLEDかLCDのどちらにするか決めていないと述べていました。

Appleは、5.4インチのiPhone 12 miniとiPhone 13 miniの販売不振によって小型モデルを廃止しました。代わりに発売された手頃な大型モデルiPhone 14 Plusも予想よりも売れていないといわれています。
それらを踏まえ、Appleは2023年と2024年にフラッグシップモデルに集中し、iPhone SEシリーズの開発を後回しにするか、計画中のデザインよりも低価格帯を可能にする安価なコンポーネントを採用する可能性もあります。

Source: MacRumors

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