新型となる16インチMacBook Proは来月から生産が始まり、15.4インチの現行MacBook Proは生産終了するという情報が出ています。
IHS MarkitのアナリストJeff Lin氏によれば、16インチMacBook Proは9月に39,000台の月生産台数に達し、新モデルはIntelの第9世代Coffee Lake-H Refreshを搭載します。最新のモバイル向けCoffee Lake Hシリーズプロセッサは今年第2四半期にリリースされましたが、8コアを搭載しIntelで最も高速な45Wモバイル向けプロセッサです。このCPUは現行の15.4インチMacBook Proにも搭載されています。
つまり、16インチモデルは15インチモデルの代替となりえるわけで、それに伴い15インチモデルの生産は終了することになりそうです。
現行15インチモデルは、第8/第9世代Coreプロセッサとして、2.6GHz 6コアIntel Core i7、2.3GHz 8コアIntel Core i9をベースとし、オプションとして2.4GHz 8コアIntel Core i9を搭載できます。
写真は現行15インチMacBook Pro
15インチモデルは11月に生産終了
OEMおよびパネルサプライヤーは現行15.4インチMacBook Proの生産が11月に終えること確認したことをLin氏は言及しています。
DigiTimesの報道によれば、16インチモデルは現行の15インチモデルの筐体を用います。
15インチモデルを購入しようと望むユーザーは、同じ本体サイズでベゼルを狭くしディスプレイの大きくなった新型を手に入れることができそうです。
16インチモデルのディスプレイは227ppiの解像度となり、13.3インチMacBook Proと同じ画素密度になります。
16インチモデルのディスプレイ解像度は3,072×1,920ピクセルになるといわれていましたが、その情報と一致しています。
今回の情報にはありませんでしたが、16インチモデルからシザースイッチキーボードを採用するという予測もあります。
12インチは今月にも生産終了
ところで、すでに公式サイトからカタログ落ちした12インチMacBookは8月で生産終了とLin氏は指摘しています。
1kgを切る軽量な12インチモデルは2015年に発売されました。しかしながら、2018年にデザインを刷新した13インチMacBook Airが登場したことでその役目を終えることになりました。
Source:Forbes, 9to5Mac, MacRumors
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