Googleが配信開始したMac OSX向けのブラウザ「Chrome 39」はMac向けでは初めて64bitをサポートしています。
一方、このバージョンからGoogleは32bit版の公開を終了しました。
つまり、「Chrome 39」は64bitバージョンのみであり、32bit向けは「Chrome 38」が最後のバージョンなります。
64bit版だけになった影響
Chromeが64bitバージョンのみとなったことで、どのような影響を及ぼすでしょうか。
自分のMacが64bitに対応していれば、おそらく大きな問題は生じないでしょう。
一方、32bitしか対応しないMacでは、今後、機能面だけでなくセキュリティ面でも不安の残る32bit版の古いChromeを使い続けるしかありません。
64bit対応Mac
現行のMacであれば、64bitをサポートしています。
Appleが32bitから64bitに完全に移行したのは2007年8月。それ以降のMacであれば大丈夫でしょう。
個々の製品では次の時期に64bitに移行されました。
- MacBook Pro 2006年10月
- iMac 2006年9月
- Mac mini 2007年8月
- MacBook Air すべてのモデルが64bitをサポート
32bit版のIntel Macをサポートする最後のOS Xは、2009年8月にリリースされたOS X 10.6 Snow Leopardです。
したがって、Snow Leopardを含むそれ以前のバージョンのOS Xを利用している場合、「Chrome 38」が最後のバージョンです。
他の選択肢
もし、32bit対応のMacを使うなら、「Chrome 38」を使い続けるか、OperaやFirefoxなど32bitをサポートする他のブラウザを利用するという方法もあります。
あるいは、そろそろMacの買い替え時期なのかもしれません。
Source:ZDNet