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Tim Cook CEO、Samsungを訴えることに反対していた、が、Josは堪忍袋の緒が切れた

Apple CEO Tim Cook氏は、Steve Jobs氏とは反対に、Samsungを訴えることに反対していたとReutersが伝えています。
問題に詳しい人物によれば、重要なサプライヤー関係を考慮し、Cook氏は当初Samsungを訴えることに反対していたといいます。しかし、Jobs氏はそれを我慢することはできなかったようです。そして、Jobs氏はSamsungがその報いから逃れるためにサプライヤー関係を継続すると思っていたとされています。
Appleは2011年4月にSamsungを告訴しました。アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアの各地で裁判が繰り広げられました。裁判はこう着状態に陥り現在に至っています。
AppleはSamsungに対してサプライヤー関係の依存度を減らすような動きを見せていました。しかし、ディスプレイ、メモリー、ストレージ、そして、非常に重要なAxプロセッサの製造においてSamsungとの関係を保っています。
両社の経営陣を観察した弁護士の1人は、続けられている法廷闘争が大袈裟であるように見えると感じたということも紹介されています。このような法廷での争いは一種のドラマを見せるのでそれを一般的には誇張されて表現されてしまいます。しかし、現実的には、ビジネスはそんなに高い温度ではないとしています。
AppleとSamsungの関係を示すも1つの興味深いエピソードも紹介されています。2005年当時、メモリー市場は非常に不安定でした。Appleは自社製品のために財政上安定したサプライヤーを確保することを望んでいたとその時の関係に詳しい人物は話しています。当時、SamsungはNANDフラッシュメモリー市場の50%を握っていました。「フラッシュを支配する者が家電業界を支配する」とJobs氏は言及したといいます。Jobs氏はSamsungの実力を認めていたとも取れる逸話です。