「iPhone SE」の詳細な分解をiFixitが行いました。先日のChipWorksに続くものです。
iPhone SEが、iPhone 5sや5とパーツの構成がどの程度同じなのか、あるいは異なるのか、更なる詳細がこの分解で判明しています。
要点を箇条書きにすると次のようになります。
- iPhone SEのディスプレイアセンブリは、iPhone 5sと同一
- iPhone SEのスピーカー、シャシー、バイブレーター、SIMカードトレイ、デジタイザ、フロントカメラ、イヤピーススピーカー、近接センサーもiPhone 5sと同じパーツ
- iPhone SEのバッテリー容量は1624mAh、iPhone 5sの1560mAhよりも大きい
- iPhone SEのバッテリーコネクタは従来と異なるため、SEのバッテリーを5sに内蔵させても接続できない
- iPhone SEのカメラも5sのものとはコネクタが異なる
- iPhone SEのTouch IDはiPhone 5sと同じユニット
- iPhone SEには一部(リア&フロントカメラ、ボリュームボタンなど)に防水シールが用いられている
- iPhone SEのLightningコネクタパーツは5sと異なる。USB3.0対応か?
- iPhone SEのメモリーは2GB LPDDR4 RAM
- iPhone SEのLTE Modem、RF Transceiver、Envelope Tracking IC、Cirrus Logic、Audio ICなどはiPhone 6/6 Plusでも用いられていた
LCDを含むディスプレイアセンブリ。左がiPhone 5s、右がiPhone SE。
iPhone 5/5s/SEのX線写真。
iPhone SEの修理のしやすさは10段階中6との評価で、iPhone 5sの時と同じでした。ちなみに、iPhone 6sは7でした。
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iPhone SEのバッテリー容量は1624mAh。iPhone 5sの1560mAhよりも大きいものが内蔵されていました。Appleによるバッテリー駆動時間は次のようになります。
iPhone SE | iPhone 5s | |
通話時間(3G) | 14時間 | 10時間 |
連続待受時間 | 10日間 | 10日間 |
インターネット利用(3G/LTE/Wi-Fi) | 12時間/13時間/13時間 | 8時間/10時間/10時間 |
ビデオ再生時間 | 13時間 | 10時間 |
音楽再生時間 | 50時間 | 40時間 |
Source:iFixit, Mac Rumors