「iPad Air 2」の分解をiFixitが行っています。
分解されているのはiPad Air 2 16GB Wi-Fiモデルです。
旧モデルよりも容量が少なくなったバッテリー
旧型iPad Air第1世代と比べて、iPad Air 2は約15%小さくなりました。
新モデルは7340mAh(27.3Wh)、旧モデルは8827(32.9Wh)です。
極限まで薄くなった筐体は、バッテリーの体積を小さくする必要があったと思われます。
仕様では新モデルは旧モデルと同じ10時間のバッテリー駆動時間です。
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より剛性の増した液晶パネル
旧型よりも剛性のあるiPad Airのフロントパネルは、分解のために剥がすのに苦労したようです。
新モデルは「フルラミネーションディスプレイ」を新たに採用しています。この新技術によるパネルアセンブリにより薄型化と同時に剛性も増したのだと考えられます。
背面カメラ「iSightカメラ」も前モデルとは異なる新しいパーツが用いられており、スペック通り、従来よりも画質が向上したことを示しています。画素密度はiPhone6/6 Plusと同じ8MPですが、iPad Air2のカメラユニットはiPhone6/6 Plusのものとも異なるようです。
A8Xプロセッサ+M8モーションコプロセッサと2GB RAM
すでにベンチマークなどで知らされていましたが、分解により2GB RAM(上の写真のオレンジ)搭載が確定しました。
気になるのは、次のパーツ(写真の緑色)。iPhone6/6 Plusと同じNFCモジュールを搭載しているようです。
- NXP 65V10 NFC Module (as found in the iPhone 6 and 6 Plus)
旧型向けスマートカバーも互換性あり
新モデルのスマートカバー用マグネットの配置等を確認し、旧モデルと同時に発売されたスマートカバーも新モデルで流用できることが確認されています。
第1世代とスマートカバーを所有していて、新モデルに買い替えるのなら、スマートカバーを新たに購入する必要はなさそうです。
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