新型iPad mini第5世代やiPad Air第3世代はiPhone XS/XRと同じA12 Bionicチップを搭載しています。
Geekbench 4を用いて仕様を確認してみると、どちらも最大動作クロック2.5GHz、L1キャッシュは128KB、L2キャッシュは8MB、メモリは3GB RAMでiPhone XRと同じ仕様であるようです。
また、同じくGeekbench 4を用いたベンチマークを確認すると、
iPad mini5の場合、iPad mini 4と比較してシングルコアで約3倍高速、マルチコアで約4倍高速となっています。また、10.5インチiPad Proと比較してもシングルおよびマルチコアで約1.2倍高速となります。つまりはiPhone XSと同等性能といえそうです。
下の比較はiPad mini4とiPad mini5の仕様。「iPad11,1」というのがiPad mini5です。
iPad mini 4 vs iPad11,1 - Geekbench Browser
また、iPad Air3と2018年のiPad第6世代を比較すると、シングルコアで約0.7倍く、マルチコアで約2倍高速という結果でした。
10.5インチiPad Proと比べると、iPad mini5と同じく、シングルおよびマルチコアで約1.2倍高速となりました。
続いて、Geekbench 4 Compute（Metal）によるGPU性能を比べてみると、
iPad mini5はiPad mini4と比べて約4.6倍高速となっています。
iPad Air3はiPad第6世代と比べて約1.6倍高速となっています。
一方、iPad mini5、iPad Air3共に、10.5インチiPad Proと比べて約0.8倍低速との結果でした。
そんなわけで、GPU性能はiPhone XS程度、あるいは13インチMacBook Air（2018）の内蔵GPUと同程度ということになります。
Source：Geekbench Browser, Macお宝鑑定団 blog（羅針盤）1, 2, 3, 4
