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「iPhone 17e」、iPhone 16eと同じOLEDパネル採用もより狭額縁に

Appleが来年早々にも発表する新型「iPhone 17e」は、iPhone 16eで採用されたiPhone 14ベースのOLEDパネルを使いつつ、ディスプレイのベゼルをより狭くする見込みであることをThe Elecが報じています。

新しいiPhoneのイメージ:MacRumors

The Elecは、サプライチェーン関係者から得られたとして、Appleの低価格な第2世代「e」モデル向けパネルの大半をBOEが再び供給し、残りをSamsung DisplayとLG Displayが供給すると伝えています。ただし、これまで噂されていたDynamic Island搭載については言及していません。

WeiboベースのリーカーDigital Chat Stationは今年8月、iPhone 17eにはDynamic IslandやA19チップを含むアップグレードが施されると主張していました。現行のiPhone 16eは、iPhone 13やiPhone 14と同様にディスプレイ上部にノッチを備え、A18チップを搭載しています。AppleはiPhone 14 Proモデルで初めてDynamic Islandを導入しました。

現状ではベゼル幅の縮小はDynamic Island搭載よりも現実味があるとMacRumorsは指摘。ベゼルサイズは主にフレームとスクリーンのシャーシへの密着度で決まるため、Appleはディスプレイパネル自体を変更せずにベゼルを狭くすることが可能としています。

コスト削減のためiPhone 14の量産済みOLEDパネルを流用する場合でも、フレームの調整やディスプレイ周囲の縁の縮小により外観を刷新できます。製造コストを大きく増やさずに目に見えるデザイン改善を実現するアップデート手法です。

他方、Dynamic Islandの搭載はより困難です。Appleは単純に古いタイプのノッチベースディスプレイにDynamic Island機能を追加することはできません。ピル型カットアウトには、TrueDepthカメラのレイアウト再設計、センサー配置の見直し、ディスプレイマスクのアップデートが必要となります。

Dynamic Islandを採用すると、AppleがiPhone 17eで再利用を目指しているとされる複数の部品と生産効率化策を放棄することになります。新たな金型と再設計されたセンサーモジュールを導入することは、Appleの「e」シリーズを特徴づけるコスト削減戦略に反するでしょう。第2世代モデルでもノッチを維持することは、低価格モデルをプレミアムフラッグシップであるiPhone 17シリーズと差別化する役割も果たします。

今回の情報は、iPhone 17eが60Hzリフレッシュレートの6.1インチOLEDディスプレイを維持するという主張も補強しています。BOEは現時点でiPhone 17モデル向け低温多結晶酸化物(Low Temperature Polycrystalline Oxide/LTPO)パネルの安定生産には至っていませんが、iPhone 16eが採用する低温多結晶シリコン(Low Temperature Poly Silicon/LTPS)パネルの生産は可能です。LTPSパネルは、iPhone 17モデルに搭載されている可変リフレッシュレートには対応できません。

AppleのサプライチェーンアナリストMing-Chi Kuo氏、BloombergのMark Gurman氏、そしてThe Elecなどの信頼できる情報源は、iPhone 17eが来年初頭の発売に向けて予定通り進んでいる点で一致しています。
現行のiPhone 16eは昨年2月に発表されました。

Source: The Elec via MacRumors

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