AppleはM1 Appleシリコンチップを搭載した新型MacBook Air、MacBook Pro、Mac miniを発表しましたが、その最初のベンチマークがGeekbenchサイトに登場しています。
見つかったベンチマークは、モデル名が「MacBookAir10,1」「MacBookPro17,1」「Macmini9,1」となっており、それぞれ、M1搭載のMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniとなっています。
結論から先に書いておくと、シングルコア・スコアはMac史上最高、マルチコア・スコアは現行16インチMacBook Proを超え、Macノートブック史上最高の結果となっています。
M1搭載モデルのベンチマークスコア
M1搭載のMacBook Airは、8GB RAMのメモリを搭載し、ベース周波数3.20 GHzの8コアApple Silicoチップを搭載。
M1搭載のMacBook Proは、16GB RAMのメモリを搭載し、ベース周波数3.20 GHzの8コアApple Silicoチップを搭載。
M1搭載のMac miniは、16GB RAMのメモリを搭載し、ベース周波数3.04 GHzの8コアApple Silicoチップを搭載。
スコアは、次のようになっています(記事執筆時点でMacBook Airは複数確認されており、その上限と下限)。
モデル | シングルコア | マルチコア |
---|---|---|
M1 MacBook Air | 1656~1719 | 6519~7433 |
M1 MacBook Pro | 1714 | 6802 |
M1 Mac mini | 1682 | 7097 |
各スコアに若干の差がありますが、ベンチマークスコアを見る限り各モデル共にそんなに大きな差はないようです。
ファンレスのMacBook Airは、ファン搭載のMacBook ProやMac miniよりもスコアが落ちるかとも思いましたが、比較的短い時間で計測のベンチマークではそれほど差が出ないのかもしれません。
以下、これらのスコアを基に他のMac製品のベンチマークと比べてみたいと思います。
シングルコアを比較
まず、シングルコアについて。
1600~1700台というスコアは、デスクトップを含む歴代Macモデルで最高のスコアです。
これまでの最上位はIntel Core i9-10910搭載のiMac (27-inch Retina Mid 2020)の1252でした。
それ以外としては、Core i5-1038NG7搭載のMacBook Pro (13-inch Mid 2020) が1148、Core i9-9980HK搭載のMacBook Pro (16-inch Late 2019)が1096などとなっています。
いずれにせよ、最高得点はM1搭載Macモデルです。
マルチコアを比較
続いて、マルチコアについて。
6500~7400台というスコアは、歴代のMacノートブックで最高のスコアです。
ノートブックでこれまでの最上位は、Core i9-9980HK搭載のMacBook Pro (16-inch Late 2019)の6870でした。
M1搭載Macよりも上位のデバイスとしては、Xeon W-3223 搭載のMac Pro (Late 2019)の7989や、Core i7-10700K搭載のiMac (27-inch Retina Mid 2020) の8019、などがあります。
いずれにせよ、M1搭載モデルよりも上のデバイスはデスクトップモデルしかありません。
以上、記事執筆時点でアップされているベンチマークスコアを、他のMac製品と比べながら、確認してみました。
追記:GPUベンチマークも出てきています。