AppleはIntelのスマートフォン向けモデムチップ事業を買収する方向で協議を行っており、交渉は詰めの協議に入っていることをThe Wall Street Journalは伝えています。
うまくいけば来週にも合意に達する見通しで、10億ドル(約1100億円)を超えると評価されるほど大きな買収となりそうです。
Appleはこの買収によって、モバイルインターネットに接続する新たな機器を開発するための主要な人材や特許を獲得でき、自社デバイスに搭載する主要な部品を自分の管理下に置いてますます支配できるようになります。
Intel製モデムの搭載したiPhone XSシリーズ。
Intelは、4月にスマートフォン向け5Gモデム事業から撤退を発表していました。それと同時に、AppleとQualcommは世界中のすべての訴訟を取り下げ、和解することで合意しました。
Appleは2018年のiPhoneシリーズで、これまで採用してきたQualcomm製ではなくIntel製モデムを採用していました。
Source:The Wall Street Journal, Bloomberg