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Amazon、99ドルの7インチKindle Fire HDを生産中か

Amazonが、99ドルという非常に低価格なKindle Fire HDタブレットを生産しており、今年中にリリースするという情報をTechCrunchが伝えています。
Kindle Fire HD 7インチ
写真は2012年9月に発表されたKindle Fire HD
新しいタブレットは、現在発売されているKindle Fire HD 7インチのように、1280×800ピクセルのディスプレイやTexas Instruments(TI)製プロセッサを搭載するといいます。
現行Kindle Fire HD 7インチは、TI OMAP 4460を搭載し16GBモデル(199ドル/15,800円)と32GBモデル(249ドル/19,800円)が発売されています(関連記事)。また、より安価なKindle Fire 7インチ(1024×600ピクセル/159ドル/12,800円)もあります。新しいタブレットデバイスはこれら現行モデルよりも安く、Kindle Fire HD 7インチの半分の価格になります。
記事ではIDC ResearchのTom Mainelli氏の考えを紹介し、このような低価格な製品が十分理にかなっているとしています。また、Amazonの競争相手はiPadやiPad miniだけでなく、無名の中国製の非常に安価なタブレット(いわゆる中華パッド)など、Androidタブレット全体も含まれるといいます。
Amazonの採用する方法は、タブレットなどハードウェアを売ることで儲けを出すのではなく、アマゾンのエコシステムを利用してもらうことで利益を出します。Amazonは製造コストよりも低い価格でタブレットを販売しているとも伝えられています。一方、Appleはハードウェアを販売することから主な利益を生み出しています。
こうした低価格化の流れは、市場の成熟や製造コストの低下により加速していきます。また、優れた製品が市場を支配することにより他の製品が値下げを強制されてしまうという見方もあります。J.P. Morganのアナリスト Mark Moskowitz氏は、iPad miniの登場により、ライバルメーカーは自社製品の価格を下げざるを得ない状況になっていると分析しています。その傾向はAppleがiPad miniの次期モデルを発売後、更に加速するとしています。
追記:「我々はすでに最も安い価格で販売している」とAmazonのスポークスマンは上記の噂を否定しているとThe Vergeが伝えています。
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