2013年の7型タブレットの多くはRetinaクラスの高解像度ディスプレイを搭載するようです。そのため、パネル供給が追い付かず、GoogleやAmazonの新モデルの生産は7月以降にずれ込むと経済日報など台湾各紙が伝えています(EMSOne)。
写真は左からNexus7、iPad mini、iPhone5。同じWEBページを表示させたところ
タッチパネルサプライヤー大手のWintekは、Google、ASUS、Amazon、Samsugからタブレット向けのタッチパネルの受注を獲得したといいます。Wintekは、今年はRetinaディスプレイが7インチモデルにも搭載されるが、そのパネルの供給不足により量産開始は7月にずれ込む、としています。Googleら顧客は今月から来月の量産を望んでいるといいます。Wintekの2013年におけるタブレット用タッチパネルのシェアは60%に達するとみられています。
現行モデルのパネルスペックをみると、次の通り。いずれも7インチクラスでHDサイズです。
- Google Nexus7:7型、1280×800ピクセル、216ppi
- Amazon Kindle Fire HD 7インチ:7型、1280×800ピクセル、216ppi
- Apple iPad mini:7.9型、1024×768ピクセル、163ppi
記事にあるRetinaディスプレイパネルとは、具体的にどのようなスペックは示されていません。9.7インチのiPad4に搭載されているRetinaディスプレイは1024×768ピクセルの4倍の面積、2048×1536ピクセルです。iPad mini第2世代はこの解像度のパネルを搭載すると予想されています。一方、Nexus7第2世代は1920×1200ピクセルのパネルを採用するともいわれています。Kindle Fire HDの新モデルは7インチサイズで300ppiの画素密度を持つディスプレイを搭載するという予想もあります(関連記事)。
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