Apple IDとは、iTunesでアプリ、音楽、映画などを購入するときに利用するユーザーIDです。また、iCloudを利用するときにも使われます。
このAppleID、iCloudで使うもの、iTunes Storeで使うもの、などというように複数持つこともできます。
たとえば、家族で1人ずつiCloud用アカウントを持てば、フォトストリームで共有する写真を別々に管理することができます。一方、iTunes用アカウントは共通のものを利用すれば、アプリを1つ購入することで、そのアカウントを登録したすべてのiOSデバイスで利用できます。このように、iTunes用を1つ、iCloud用を複数というように、Apple IDを複数持つメリットは次のようにまとめることができます。
- iCloud用Apple IDを分けることで、無料のストレージ(5GB)を各々持てる
- フォトストリームをApple IDごとに分けられる
- iMessageを各々別のアカウントで使える
- 家族でiOSデバイスを持っていても、アプリや音楽の購入は1カ所にまとめて管理できる
- 例:
- お父さん(iPhone):iTunes StoreのApple ID(aaa@aaa.com)を管理、iCloud用Apple ID(bbb@me.com)
- お母さん(iPad):iCloud用Apple ID(ccc@me.com)
- お子さん(iPhone):iCloud用Apple ID(ddd@me.com)
iCloud/iTunesアカウントを別々にして運用するやり方は、Appleの「Apple IDs and iCloud」にも書かれています。
iOSデバイス、Mac、WindowsでのiCloudの設定はAppleの用意した「アップル - iCloud - あなたのすべてのデバイス上でiCloudを設定する方法。」をご参照ください。
iCloudでは、5GBまでの無料スペース、***@me.comの送受信、連絡先、カレンダー、リマインダー、ブックマーク、メモ、フォトストリーム、書類、iPhon/iPadeを探すを利用できます。また、iMessageを***@me.comに設定することで、デバイスを使う人ごとにアカウントを持つことができます。上の例だと、3人が別々のiCloud用Apple IDを使うことで、プライベートで使う必要のあるもの(フォトストリーム、メッセージサービスなど)もプライバシーを保って利用できます。そして、iTunes StoreのApple IDはお父さんの持っている1つで済みます。そのため、アプリの支払いはその1か所に統合されます(たくさん音楽やアプリを購入して怒られないように注意が必要です)。