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iPad miniから10.5インチiPad Proに買い換えた結果、感じたこと

iPad miniシリーズから10.5インチiPad Proへ買い替えました。
iPad miniは初代と第2世代(iPad mini2)を使ってきました。

私のiPad経験はiPad2に始まります。同じ9.7インチのiPad3を使った後は、iPad miniへと移行しずっと愛用してきました。
2013年の発売から今年で4年目を迎えるiPad mini2。動作が重いと感じ買い換え候補をずっと探っていました。
iPad miniと同じ7.9インチサイズのiPad Proが発売されれば理想的ですが、Appleは今月新たに10.5インチサイズを投入してきました。

以下、10.5インチiPad ProとiPad mini2について、いくつか感想を書きたいと思います。



Apple公式サイト:iPadのモデルを比較する
 

10.5インチiPad Proは重くない

10.5インチiPad Proは、サイズを除いて、あらゆる点でiPad miniを上回っています。
重量はiPad mini2よりも重いはずなのですが、

10.5インチiPad Proはその広さの割には重くなく、軽くさえ感じることができます。

10.5インチiPad Proの重量はWi-Fiモデルが469g、Cellularモデルが477g。iPad mini4はそれぞれ298.8g、304g。iPad mini2は331g、341gです。

モデル Wi-Fi Cellular
10.5インチiPad Pro 469g 477g
iPad mini 4 298.8g 304g
iPad mini 2 331g 341g

私の使っているiPad mini2も10.5インチiPad ProもCellularモデルなので、重量の差は477-341=136gです。ちょうどiPhoneが1台分(iPhone7が138g)だけ10.5インチiPad Proが重くなります。
結構な差に見えますが、このくらいの重量差は装着する保護ケースによっては更に縮まります。私はどちらにも前面・背面を覆うSmart Caseのような保護ケースを装着して使ってますが、iPad mini2のケースが重かったようで、10.5インチiPad Proとそんなに重量の違いを感じていません。

大きさをどう考えるか

というわけで、重さの違いは十分許容できる範囲でした。

残る最大の問題は可搬性です。

具体的には、本体の大きさ(縦横の面積)が問題だと思っています。

実は、厚みに関しては10.5インチiPad Proの方が薄いのです(10.5インチiPad Proがあつさ6.1mm、iPad mini2が7.5mm、iPad mini4は10.5インチiPad Proと同じ6.1mm)。

モデル 本体サイズ
10.5インチiPad Pro 250.6×174.1×6.1mm
iPad mini 4 203.2×134.8×6.1mm
iPad mini 2 200×134.7×7.5mm

本体サイズは数字を見るよりも写真を見た方が良いかもしれません。


左が10.5インチiPad Pro、右がiPad mini2。厚みの差は1.4㎜ある。


左が10.5インチiPad Pro、右がiPad mini2。やはり10.5はでかい。


これまでiPad miniを持ち歩いていたのと同じようには10.5インチiPad Proを持ち運ぶことはできそうにありません。
iPad miniはバッグからさっと出し入れできましたが、10.5インチiPad Proはそうはいきません。
電車で吊革につかまってiPad miniを片手で持つことは容易でしたが、10.5インチiPad Proはちょっと難しいです。
10.5インチiPad Proは席に座って落ち着いた状態で使う必要がありそうです。
私はiPad Airシリーズを買わずにiPad miniシリーズを使い続けてきたので余計にそう思うのだと思います。iPad Airを使っていた人なら、10.5インチiPad Proへの移行はずっとすんなりいくはずです。

ついでに、両者のベゼルを比べてみました。
天地は10.5インチiPad Proの方が狭いようです。


左がiPad mini2、右が10.5インチiPad Pro。


左がiPad mini2、右が10.5インチiPad Pro。

左右のベゼルは両者ほぼ同じに見えます。若干10.5インチiPad Proの方が狭いでしょうか。


左がiPad mini2、右が10.5インチiPad Pro。


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完璧なデバイスと理想のデバイス

大きさ以外では、本当に素晴らしいです。

すべてが快適です。

画面の精細さや見やすさ、発色の良さ、プロセッサの処理能力、グラフィックス性能、カメラ、スピーカー、Apple Pencilを使える操作性など、iPad mini2と比べて、すべてにおいて10.5インチiPad Proが圧倒的に優勢です。

もちろん、小さな不満もなくはありません。
たとえば、ホームボタン。iPhone7に搭載されているTaptic Engineを搭載した感圧型のソリッドステートボタンであればもっと耐久性も高くなると思いました。また、3D Touchもあれば更によかったのにとも思います。どちらもiPhone7で便利に使っているのでiPadにもあれば最高だと感じました。その代わりにiPad ProではApple PencilやSmart Keyboardが使えるのですから、不満というほどでもないのかもしれません。



私がこれまで使ってきたiPadで、10.5インチiPad Proは最も高性能で完成されたデバイスだといえます。

現状はこれ以上のデバイスはありません。当面は何の不自由もなく使い続けられるはずです。

一方、理想のサイズは、まだ、7.9インチです。

AppleがiPad miniのサイズでiPad Proシリーズを発表すれば、買い替えを検討するはずです。
しかしながら、Appleがこのサイズをどうするつもりなのかはわかりません。iPad mini5の噂もありますが、iPad miniシリーズ自体終了の情報もあり、新モデルの期待はできません。


今秋リリースされるiOS 11は、iPad Proでできることが大きく刷新されます。MacのようなDock、ファイル、ドラッグ&ドロップなど、今までよりもパーソナルコンピュータに近い機能を使用できるようになります。Apple Pencilも大きく進化します。要するにiOS11の新機能の中でも目立った機能はこのiPad Proに向けられているのです。

iOS11によって、iPad miniと10.5インチiPad Proの差はいっそう大きく広がるはずです。
iPad miniシリーズは2画面分割表示「Split View」には非対応です。側面に1画面表示させる「Slide Over」の動作はiOS10でさえかなり重く実用的とはいえません。


というわけで、最後にまとめてしまえば、理想を捨てて、現状で完璧なものを使う、というのが今回10.5インチiPad Proを選んだ私が導き出した答えでした。

たぶん、来年にはもっとすごいのが出るんです(笑)。その時はその時、気に入ったのならさっさと買い換えればいい。1年ほどの型落ちなら3分の2〜半分くらいの価格で売却できるでしょうから。iOSの進化は速く、その時々の最新機能を最新のデバイスで使うのが一番有益だし楽しいと思います。

購入の参考になれば幸いです。


10.5インチiPad Proは、色々と悩んだ末に、256GBモデルを選びました。

www.kobonemi.com

Apple公式サイトで購入

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