AppleがリリースしたHomePodのファームウェアから、iPhone8に搭載されるバーチャルホームボタンについての詳細が開発者によって明らかになっています。
Steve Troughton-Smith氏のツイートを9to5MacやMac Rumorsが紹介しており、iPhone8の仮想ホームボタンエリアは必要に応じてサイズを変えたり、非表示になったりするようです。また、バーチャルホームボタンエリアの下方にはタブバーがあるようです。
KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏は、iPhone8のディスプレイ下部に「ファンクションエリア」と呼ばれる領域が与えられることを指摘していました(その際に示されたのが上のイラスト)。今回判明したバーチャルホームボタンを含むエリアが、Kuo氏のいう「ファンクションエリア」なのだと思われます。この領域のカラーを変更するAPIは見つからなかったようで、この部分がシステムで制御され、アプリ側の影響で見えにくくなることを防ぐためだと予想されています。
Kuo氏によれば、5.8インチのiPhone8のディスプレイの内このエリアを除くと実際の画面サイズは5.15インチになりますが、今回の発見ではこのエリア自体が拡大したり縮小したり、あるいは非表示にさえなるわけです。
もちろん、意味もなくホームボタンが小さくなったり消えたりしないわけで、たとえば動画をフルスクリーンで表示させたいときなどに非表示になることをTroughton-Smith氏は指摘しています。
上の写真はバーチャルホームボタンやファンクションエリアのイメージ
また、Troughton-Smith氏は画面上部の凹部分のサイズに関するコードを示し、それを基に別の開発者が作成したイメージを紹介しています。電波強度やバッテリーステータスはあくまで一例です。
さまざまな新機能がHomePodのファームウェアから判明しています。ただし、最終的にそうした機能を搭載するかどうかはApple次第です。
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