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iOS13.5 Public Beta 2リリース:マスク着用時Face IDをスキップしロック解除が簡単に

Appleは日本時間4月30日、「iOS 13.5」と「iPadOS 13.5」のパブリックベータ版「iOS & iPadOS 13.5 Public Beta 2」(17F5054h)をリリースしました。開発者向け「Developer Beta 3」と同時リリースです。

前回までiOS13.4.5としてベータテストが進行していましたが、新たにiOS13.5としてバージョン番号が変更されています。今回より初めて新型コロナウイルス感染者との濃厚接触を検出・追跡するためのAPIを組み込んだため、それに伴いバージョン番号も刷新されたのでしょう。

有効なApple IDを持つユーザーは、Apple Beta Software Programから、 自分のデバイスを登録しベータテストを開始することができます。
パブリックベータは無料で試すことができます。

その他にも次のベータ版が利用可能です。

  • Xcode 11.5 beta (11N605c)
  • macOS Catalina 10.15.5 beta 3 (19F72f)
  • watchOS 6.2.5 beta 3 (17T5600c)
  • tvOS 13.4.5 beta 3 (17L5553c)

今回のアップデートでは、マスクを着用しているときに顔認証Face IDをスキップし簡単にロック解除できるようになったことを9to5Macが伝えています。

これにより、Face IDはマスクを着用しているかどうかを検知し、着用している場合はFace IDを自動的にスキップしパスコード画面へ直接進むことができるようになります。マスクをしていないときはFace IDは通常通りに動作し、マスクをしているときだけプロセスが変更するようになっているようです。


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iOS13.5で導入された新しいロック解除


マスクを装着した状態でiPhoneのロックを解除する際にホーム画面を上にスワイプすると、パスコードインターフェイスへ素早くアクセスできるようになります。



これまでは最初にFace IDでロック解除をしようと試み、パスコードインターフェイスが表示されるまでに明らかな遅延が発生していました。しかもパスコードを素早くタップすると最初のいくつかを取りこぼし、何度かパスコード入力が失敗することさえありました。しかしながら、新しい方法の導入によりiPhoneによりすばやくアクセスできるようになります。

最近になってマスクを装着したままでもFace IDを利用可能にする素晴らしい方法が紹介されていました。
しかしながら、必ずしもうまくいくとは限らず、また、Face IDの信頼性を下げてしまうことへの懸念もありました。


iOS 13.5における、もう1つの大きな変更点は、AppleとGoogleが共同開発を表明した、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触の検出および追跡APIの初バージョンが実装され、新たに「COVID-19 Exposure Notifications」が利用可能となりました。この新機能は設定から有効・無効を設定できます。

iPhoneはBluetoothを使用して、近くのデバイスと自分とを識別するランダムに割り当てられたIDを安全に共有し収集します。自分がCOVID-19に濃厚接触した可能性がある場合、アプリが通知することを可能にします。ランダムIDは14日後に削除されます。



今回の新機能を有効にすることでユーザーはCOVID-19にさらされた場合に通知を受けることができます。また、匿名でCOVID-19の診断を共有することもできます。

Source:iOS & iPadOS 13.5 Beta 3 Release Notes, 9to5Mac, MacRumors