Appleは日本時間1月28日、「iOS 15.4」「iPadOS 15.4」「watchOS 8.5」「tvOS 15.4」「macOS 12.3」の最初のベータ版を開発者向けにリリースしました。
パブリックベータ版はまだのようです。
追記1月29日:パブリックベータ版がリリースされています。
複数の新機能の追加や修正が含まれています。
- 新たにリリースされたバージョン
- 今回確認された新機能や変更点【NEW】
- Face ID With a Mask/ Face ID Add Glasses(マスク着用時のFace ID/メガネを追加)
- Universal Control(ユニバーサルコントロール)
- Emojis(絵文字)
- Apple Card Widget
- Keyboard Brightness(キーボードの明るさ調整)
- iCloud Keychain Notes(iCloudキーチェーンのメモ機能)
- 120Hz Animations in Third-Party Apps on iPhone 13 Pro
- SharePlay
- Trade-In Cosmetic Scan
- iPadOS Notes App(iPadのメモアプリ)
- TV App Customization(TVアプリのカスタマイズ)
- Passkey Website Sign-in(パスキーによるウェブサイトのサインイン)
- Game Controllers(ゲームコントローラー)
- Vaccination Records in the Health App(ヘルスケアアプリのワクチン接種記録)
- AirPodsのファームウェア、Macからアップデート可能に【NEW】
- これまでに確認されている新機能
- パブリックベータについて
新たにリリースされたバージョン
- iOS 15.4 beta (19E5209h)
- iPadOS 15.4 beta (19E5209h)
- watchOS 8.5 beta (19T5212h)
- tvOS 15.4 beta (19L5409j)
- macOS 12.3 beta (21E5196i)
- Xcode 13.3 beta (13E5086k)
今回確認された新機能や変更点【NEW】
MacRumorsが多数の新機能を紹介しています。
Face ID With a Mask/ Face ID Add Glasses(マスク着用時のFace ID/メガネを追加)
Apple Watchがなくても、Face IDでiPhoneのロック解除ができる新機能、メガネ着用時の認識向上機能が追加されています。
詳細は別記事へ。
Universal Control(ユニバーサルコントロール)
iPadOS 15.4とmacOS Monterey 12.3では、iCloudアカウントにサインインしている複数のiPadやMacを1つのキーボード、マウス、トラックパッドで操作できる待望の「ユニバーサルコントロール」機能が利用できるようになっています。ユニバーサルコントロールは最大3台のデバイスに対応します。
Emojis(絵文字)
Beta1ではEmoji 14のサポートが導入され、37の絵文字と75の肌色の追加、合計112の新しいキャラクターが追加されています。
Apple Card Widget
「今日の表示」に新しいApple Cardウィジェットが追加されています。
Keyboard Brightness(キーボードの明るさ調整)
iPadOS 15.4では、コントロールセンターに追加できる新しいオプションとして、バックライト付きキーボードの明るさを調整できる「Keyboard Brightness(キーボードの明るさ)」が追加されています。
iCloud Keychain Notes(iCloudキーチェーンのメモ機能)
iCloud Keychainで、任意のパスワードにメモを追加できるようになり、1Passwordなどの他のパスワード管理アプリの機能に近づいています。
120Hz Animations in Third-Party Apps on iPhone 13 Pro
iOS 15.4では、アプリ内のすべてのアニメーションが120Hzで表示されるようになり、よりスムーズなアプリの使用体験を得られるようになります。
iPhone 13 Proの発売後、サードパーティ製アプリがすべてのアニメーションを120Hz ProMotionのリフレッシュレートで表示しないことが判明しており、Appleは将来のアップデートで修正するとしていました。
SharePlay
シェアプレイに対応したアプリでは、シェアシートから直接アクティベートするオプションが追加されています。
Trade-In Cosmetic Scan
AppleがiPhoneのTrade-In(トレードイン:下取り時)に使用する「Cosmetic Scan(コスメティックスキャン)」機能の開発に取り組んでいることがiOS15.4のコードから判明しています。コスメティックスキャンは、iPhoneに傷やへこみなどのダメージがないかをチェックし、より正確な下取り価格の見積もりを行うために使用されるようです。
iPadOS Notes App(iPadのメモアプリ)
iPadの設定アプリ > メモ > クイックメモ に、「Corner Gestures(コーナージェスチャ)」 という項目が追加されています。
このセクションでは、左下隅スワイプと右下隅スワイプの各機能を設定することができます。
TV App Customization(TVアプリのカスタマイズ)
設定 > TV > デバイス環境設定 で、「次を観る」表示のオプションとして「静止画像」または「ポスターアート」を選択できるようになっています。静止画像は視聴中の静止画を表示し、ポスターアートは番組や映画のメインタイトルの画像を表示します。
Passkey Website Sign-in(パスキーによるウェブサイトのサインイン)
iOS15.4とiPadOS15.4 Betaでは、パスキーを保存したiPhoneを使って、MacやiPadでパスキー対応のWebサイトやアプリにサインインできる新しいパスキー機能が追加されています。
これにより、Face IDやTouch IDによる認証が可能なWebサイトでは、パスワードを入力する代わりにiPhoneで認証することができるようになります。
Game Controllers(ゲームコントローラー)
DualSenseのアダプティブトリガーの新ファームウェアの機能がサポートされています。
Vaccination Records in the Health App(ヘルスケアアプリのワクチン接種記録)
ヘルスケアアプリが、EUのワクチン接種記録を健康アプリとWalletアプリに追加可能になっています。
これによりEUユーザーは、ワクチンカードをWalletアプリに追加して簡単にアクセスできるようになります。
AirPodsのファームウェア、Macからアップデート可能に【NEW】
これまでiPhoneとiPadでしかできなかった、AirPodsのファームウェア更新がmacOS 12.3からMacでも可能に。詳しくは別記事へ。
これまでに確認されている新機能
最新の正式版は1月27日にリリースされています。
iOS15/iPadOS 15/watchOS 8/tvOS 15については次をご覧ください。
パブリックベータについて
ユーザーは、Appleの用意する次のサイトからパブリックベータに登録できます。
Apple Beta Software Programに参加するには、無料のメンバー登録が必要です。
有効なApple IDを所有し、登録時にApple Beta Software Program契約に同意することで、だれでも参加できます。
続いて、使用しているデバイスを登録してパブリックベータにアクセスし、最新機能を試すことができます。「フィードバックアシスタント」Appを使ってAppleに直接フィードバックを送信することでもできます。
パブリックベータは現在、iOS15、iPadOS15、tvOS15、watchOS8、macOS Monterey 12でそれぞれ利用可能です。
Source:iOS & iPadOS Release Notes, macOS Release Notes, News - Apple Developer
新しいiPhoneやiPod touchの情報は新型iPhoneの噂カテゴリーにまとめてあります。
新しいiPadに関する情報は新型iPadの噂カテゴリーにまとめてあります。
新型Macを含むMac全般の情報はMacカテゴリーに、iMacの情報はiMacカテゴリーに、MacBook ProやMacBook Airの情報はMacBook Pro, Airカテゴリーにまとめてあります。
新モデルの噂を含むApple Watchに関する情報はApple Watchカテゴリーにまとめています。
AirPodsの情報はAirPodsカテゴリーにまとめてあります。
iOS15とiPadOS15に関する情報はiOS 15カテゴリーに、iOS14とiPadOS14についてはiOS 14カテゴリーに、それぞれまとめてあります。