Appleは、iOS14.2とiPadOS14.2に、AirPodsのバッテリー充電を最適化する新機能を追加しています。
この機能は、AirPodsがフル充電された状態の時間を減らすことで、バッテリーの劣化速度を抑制することが可能となります。
同様の機能はiOS 13 以降のiPhoneにも「最適化されたバッテリー充電」機能として搭載されています。
「最適化されたバッテリー充電」機能は、iPhone がフル充電されたままの時間を極力短くして、バッテリーの劣化を軽減し、寿命を延ばしてくれるというものです。
この機能を有効にすると、所定の条件下で、iPhone は 80 ％まで充電したら、その後の充電を遅らせます。
今回AirPods Proに導入された「バッテリー充電の最適化」も同様に機能することが公式サポートページで説明されています。
なお、サポートページでは「Optimized Battery Charging on AirPods Pro」となっており、同機能はAirPods Pro限定となりそうです。
同機能は、AirPods ProとiPhoneやiPadはユーザーの充電習慣を学習し、AirPods Proが80%まで充電後は使用する直前まで充電するのを待ちます。
バッテリーの劣化を軽減するため、このiPhoneおよびAirPodsが日ごろどのように充電されているかを学習し、次にこのiPhoneおよびAirPodsを使い始める直前までAirPodsの80％を超える充電を保留することがあります。
この機能はデフォルトで有効となっていますが、満充電にならないことが不満であれば、ユーザーは任意にこの機能を無効・有効にできます。
AirPods Proの「バッテリー充電の最適化」は、AirPods/AirPods ProをiPhoneに接続した状態で設定できます。
- AirPodsをiPhoneに接続
- 設定にあるBluetoothを開き、自分のAirPodsをの「i」をタップ
- AirPodsの設定画面にある「バッテリー充電の最適化」をオン・オフ
という流れです。
AirPodsを接続しないと設定画面が表示されないので注意です。
オフにすると、「明日までオフにする」か「オフにする」を選択できます。
なお、iOSの「最適化されたバッテリー充電」は、自宅や職場など、普段長い時間を過ごす場所でしか働かないようになっていることをAppleは説明しています。そして、旅行中など、使用傾向が普段と違って流動的な場合は機能しないようになっているとのこと。
AirPodsの「バッテリー充電の最適化」も、ユーザーの充電習慣を学習しているため、同様に機能すると思われます。
Source：Apple サポート
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