AppleはSony Pictures Entertainmentの新作映画「Greyhound」(グレイハウンド)を自社の動画サービス上で配信する権利を得たと報道されています。
「Greyhound」は、米俳優のトム・ハンクス氏が脚本と主演を担当した第2次世界大戦が舞台の映画作品。
Appleは自社の動画配信サービス「Apple TV+」で作品を15年間配信する権利を約7000万ドル(約75億円)で買い取った模様。
Sonyは6月の公開を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で映画館での上映が困難となっていました。
さっそく、Sony Pictures Entertainmentのトレーラーでは「coming soon to Apple TV+」となっています。
GREYHOUND - Official Trailer (HD) | Apple TV+
これとは別に、Appleが旧作映画など過去の作品集め「Apple TV+」のオリジナル作品を補完する狙いがあるとBloombergは現地時間19日に報道しています。NetflixやHulu、Disney+など動画配信サービスのライバルに対抗する狙いがあるようです。
事情に詳しい関係筋によると、Appleのビデオ・プログラミング担当幹部は、ハリウッドスタジオからTV+向けに古いコンテンツのライセンス供与の話を持ちかけられ、複数の番組や映画を購入したそうです。
今回の動きは、オリジナル番組のラインナップに昨年11月にスタートしたApple TV+の微妙な戦略転換を表していると同紙。
ただ、Appleは今後もApple TV+のオリジナル作品に注力していく計画で、そのコレクションのために人気シリーズや大ヒット映画を購入していないと関係筋は述べました。