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開発再開のAirPower、充電すると燃焼してしまうほどの危険な代物だったがA11チップを搭載し動的に熱制御する技術を搭載へ

FRONT PAGE TECHJon Prosser氏いわく、Appleが開発を再開したとされるワイヤレス充電器「AirPower」にはiPhoneやiPadなどに搭載されているAシリーズチップが内蔵されるそうです。

Appleの「Sharing and Proximity」という開発チームのエンジニアらは、現在自宅で仕事を行っているそうですが、彼らに「C68」と呼ばれるプロトタイプ装置が送られているようです。
そのプロトタイプは「動的に熱を管理する」ために内部にA11チップを搭載しており、開発チームは「将来の製品」のためにデバイス間のソフトウェア通信の開発を行っているそうです。というのも、Apple Watchは独自の充電方法を用いているため充電にはより多くの電力が必要となり、そのための開発をしなければならないからです。


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Appleのワイヤレス充電マット「AirPower」


Prosser氏によれば、以前のプロトタイプでは、充電マットの上にApple Watchを他のデバイス一緒に置くと、マット全体が過熱し、ほとんどの場合、燃焼してしまいました(これは冗談ではなく本当だそうです)。

A11を用いることで、新しいプロトタイプは特定のコイル領域に電力をルーティングする能力を持ち、より多くの電力をかける前に温度が低下するまで保持し、オーバーヒートを防止することができます。

このテクノロジーは信じられないほど高性能なものだとProsser氏は指摘しています。


AirPowerは、iPhone XやiPhone8とともに、2017年に発表されたApple純正のワイヤレス充電マットです。
当初は2018年に発売される予定でしたが、2019年3月に開発中止が発表されました。


その後、2020年に入って、著名なAppleアナリストMing-Chi Kuo氏は、UWBタグ「AirTag」や新型iPad Pro、MacBook Pro/Airなどと並んで、ワイヤレス充電マットが今年前半に発売すると主張していました。

そのAirPowerがiPhone Xや8と同じA11チップを搭載して開発が続行されるとはなんとも驚きです。