M5 iPad Pro、全iPadユーザー待望の新モデルに

M5チップを搭載した新型iPad Proは、すべてのiPadユーザーが待ち望んでいたものをようやく実現するとして9to5Macが伝えています。

現在のところ、M5 iPad Proは今秋発売予定です。搭載される新しい「iPadOS 26」の大幅なアップグレードにより、ユーザーが長い間望んでいたこと、つまりソフトウェアによって限界まで性能を引き出すことが可能なった新しいハードウェアが実現することになります。

ソフトウェアがハードウェアを活かしきれないiPadの残念な歴史

9to5MacのRyan Christoffel氏は、iPad Proユーザーとして約10年間、iPadユーザーとしてはさらに長くiPadを利用してきました。
そのChristoffel氏によると、iPad Pro時代の特徴の一つは、ハードウェアがソフトウェアを常に凌駕してきたことです。
したがって、過去の数回の新型iPad Proのレビューを振り返ると、「強力なハードウェアがソフトウェアによって台無しにされている」というお馴染みの課題が繰り返し浮上することになります。

この傾向は特に、AppleがMacクラスのチップをiPadに搭載し始めたことで、さらに強まったと思われます。
2021年、iPad ProにはM1チップが搭載されました。M1チップは、その前年にMacBook Airに搭載されたことで劇的な進化をもたらしことで知られた、Appleシリコン時代の幕開けとなったチップです。
しかしながら、iPadではその違いはほとんど感じられませんでした。
その傾向は、M4チップがいち早く搭載された現行のiPad Proでも同じでした。
MシリーズチップはMacでは大成功を収めていますが、その潜在能力が生かされていないため、むしろiPadでは不満の的となっています。

しかしながら今年、ようやく状況が変わってきそうです。

iPadOS 26：強力なハードウェアに最適化され性能を限界まで引き出すことが可能に

M5 iPad Proには、iPadOS 26がプリインストールされます。
新しいハードウェアは、iPadOS 26の生産性向上機能と組み合わされます。

強力な新しいウィンドウシステム
バックグラウンドタスクとライブアクティビティ
メニューバー
ファイルの機能向上
新しいオーディオ録音ツール

など、多数の新機能を搭載します。

通常であれば、スペック中心のアップグレードをメインとする新モデルは、デザイン刷新や新技術搭載などメジャーアップグレードを施された新モデルほどには話題にならないでしょう。
しかし、iPadOS 26という優れたソフトウェアがあれば、M5 iPad Proは大きな魅力を備えた新モデルになることは間違いないでしょう。
iPad Proが登場して10年、新しいM5モデルとiPadOS 26は、iPadの可能性をこれまで以上に示してくれるはずです。

Source: 9to5Mac

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