トランプ関税、Appleは免除へ　Samsungに負けないように：アナリスト

ドナルド・トランプ次期大統領は、Appleが多くの製品を製造している中国への徹底的な関税を提案しています。一方、Appleの株価は史上最高値を更新しています。
Gene Munster氏がマネージングパートナーを務めるDeepwater Asset Managementは2025年の市場予測を発表しました。
そのひとつがAppleとTeslaに関するもので、ウォール街がトランプ関税とその米ハイテク企業への影響をどう見ているかを垣間見ることができます。

AppleとTeslaは関税免除を受けるだろう（トランプ氏が中国関税案を実行した場合）。間違いなく、多くのメーカーに関税引き上げが迫っているが、AppleとTeslaは高関税を免れるはずだ。トランプ氏はTeslaがBYDに負けたり、AppleがSamsungに負けたりすることを望んでいない。

この予測は、他の投資家やアナリストがトランプ次期政権に期待していることと一致しています。
新たな関税が導入される可能性が高いにもかかわらず、Appleは新たな経済的負担をほとんど回避できるように見えます。

トランプ第1次政権は、Appleが今後4年間に直面する可能性のあることについて、多くの先例を示しています。
2019年、当時のトランプ大統領はAppleのティム・クックCEOと会食した際、トランプ氏自身の言葉によれば、クック氏はAppleが関税免除を受けることについて「非常に説得力のある主張をした」そうです。
クックCEOは、Appleが中国で組み立てた製品に関税を支払うのは難しい、なぜなら競合他社の多くは同レベルの関税を支払う必要がないからだと主張したと報じられています。

Deepwaterが、Appleが今回も関税免除の恩恵を受けると考える背景にはこれと同じ理由があります。
トランプ大統領は間違いなくAppleが中国から製造拠点を移すことを望んでいますが、海外勢との厳しい競争に直面している米国拠点の企業に損害を与えたくないとも考えています。
トランプ大統領の就任式が近づくにつれ、クック氏が米国の次期指導者と再び会食をしたのも当然かもしれません。

Source: 9to5Mac

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