「iOS 15」および「iPadOS 15」に搭載される「テキストの認識表示（Live Text）」機能。
写真の中にある文字部分をタップすることで、テキストとして認識し、電話をかけたり、Eメールを送ったり、（A12 Bionic以降であれば）道順を調べることも可能になります。
その方法としては、
- 写真をアプリを開く
- レストランのメニューや商品のタグなど、文字が写っている写真を探す
- 文字が小さく表示されている場合は、ピンチ操作で写真を拡大するなど調整
- 文字部分を長押しすることで選択ツールが出現。選択ツールの端をドラッグして、コピーしたい文字をハイライト
- 画面から指を離し、ポップアップメニューから「コピー」や「翻訳」を選択
- メモなどを開き、ペーストする
これで写真にあるテキストを活用できるようになります。
下の写真はメモアプリに認識したテキストをコピペしたところ。
写真に電話番号があれば、iPhoneやiPadがちゃんと電話番号として認識し、その写真から電話をかけることができます。
なお、写真を撮らずに、カメラを向けて、画面に表示される文字を直接認識させることも可能です。
また、7つの言語（英語、中国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語）に対応し、タップするだけで翻訳も可能です。
下の写真は写真内にある英語テキストを日本語に翻訳したところ。
場所は東京・築地にある芥川龍之介の生誕の地の案内表示です。
また、テキストの認識表示機能は、Spotlight検索にも対応しており、OS標準搭載の検索機能で写真の中のテキストを探すことも可能です。
下の写真は「芥川龍之介」で検索したところ。
Siriの提案やWeb検索結果などとともに、「写真」で検索されたテキストや該当する写真を探してくれます。
写真にある文字認識機能はGoogleが先行していましたが、iPhoneやiPadの標準機能として使えるようになったことは大きいです。
写真にある文字起こしがとても簡単になりそうです。
海外旅行でメニューや案内表示にカメラを向けて翻訳するなど、さまざまに活用できると思います。
Source：iOS 15プレビュー, MacRumors
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