台湾サプライチェーンのレポートによると、台湾のQiqiが「iPhone 13」用のミリ波(mmWave)アンテナを大量に受注していることが判明しました。
Patently Appleが伝えています。
今年米国でこの技術を搭載した、より多くのiPhoneモデルが発売される可能性があります。
それに加えて、Appleはミリ波アンテナを世界的にiPhoneに拡大することも目指しており、海外の携帯電話会社とも協力しているとしています。
米国ではiPhone 12シリーズ全てにミリ波とサブ6GHzの両方の5Gが搭載されています。一方、米国以外のiPhone 12シリーズはより低速なサブ6GHzのみとなっています。
レポートによると、AppleのサプライヤーWistron GroupはQiqiに出資し同社の筆頭株主となり、QiqiはiPhoneのサプライチェーンに初めて参入することになります。QiqiはQualcommと5GやWi-Fi 6のパーツで密接に協力しているとされ、このことがAppleがミリ波の部品でQiqiを採用した重要な要因となっています。
Apple製品向けのミリ波アンテナは現在、日本の村田製作所が製造していますが、Qiqiも村田製作所とともに供給するとみられています。
Appleがミリ波アンテナを大量に発注し、サプライヤーを増加させようとしているという今回の報道は、iPhone 13シリーズがより多くの地域でより高速なミリ波技術を搭載することを示唆している可能性があります。
英国、ドイツ、カナダ、中国、日本などの国々は、いずれもミリ波ネットワークが発達しており、iPhone 13でより高速な5Gの恩恵を受けることができると思われます。
Qiqiはノートブックの内蔵アンテナの分野で躍進を遂げ、世界市場でのシェアは35%に達し、業界のリーダー的存在です。また、Wistron社のノートブックのOEM受注にも大きく寄与しています。
そうしたQiqiの得意分野から、Appleが将来的にMacBookシリーズに5Gを搭載する可能性も指摘されています。
ただ、現在のところ、QiqiがAppleから受注しているのは、iPhone 13向けに集中していると言われています。
via MacRumors
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