「iPhone 12」は10月23日(金)発売ですが、まだほとんどの人が触れてもいない中で、最初期といえる分解レポートが登場しています。
iFixitによる詳細な分解はまだですが、分解からロジックボード、バッテリー、5Gモデムなどいくつかのパーツの特徴が判明しています。
全体として、個々のパーツは薄く、小さくなっており、それがiPhone12をコンパクトで軽量にしていることに貢献しています。
ロジックボードはiPhone11のストレートタイプではなくL字タイプでした。
バッテリーは2,815mAhの容量を持ち、iPhone11の3,110mAhよりも少なくなっています。
A14がより高効率になったことなどが影響しているのでしょう。
iPhone12で採用されたOLEDディスプレイはiPhone11の液晶ディスプレイよりもかなり薄いことが確認されています。
触覚フィードバックを生み出すTaptic Engineもまた、かなり小さくなっているようです。
新たなパーツとしては、MagSafeのためのマグネットリングも確認されています。
5Gモデムについては、以前から予想されていたようにQualcomm「Snapdragon X55」を内蔵していました。
X55はミリ波とサブ6GHzの両方に対応するQualcommの第2世代5Gチップです。
Qualcommは2020年2月に第3世代となる5nmプロセスの「Snapdragon X60」を発表しましたが、今年のiPhone12には間に合わなかったようです。
したがって、来年のiPhone13にはX60が採用される可能性が高いです。
iPhone 12とiPhone 12 Proは10月23日(金)に発売です。
iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maは11月6日(金)午後10時より予約注文が開始され、11月13日(金)に発売されます。
iPhone12シリーズは、Apple公式サイトのほかビックカメラなど一部の家電量販店でも購入可能です。
ドコモ・au・ソフトバンクの各キャリア版のほかにもSIMフリーモデルも購入できます。