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MacBook 12インチの分解~CPU・RAM・SSD全てはんだ付けで交換不可 USB-Cも修理困難

新しいMacBook (Retina, 12-inch, Early 2015) の分解レポートをiFixitが公開しています。

現行MacBookシリーズで最も薄く小さいモデルであり、その分解難易度は極めて高いです。

案の定、メモリーもストレージも交換はできません。
CPU、RAM、フラッシュストレージのすべてがロジックボードに直接はんだ付けされています。
ユーザーはその構成をまったく変更することはできません。


今回分解されているのは、1.1GHzのCore Mと256GBストレージを搭載する下位モデルです。

その中身のほとんどはバッテリーが占有しており、その他に目立つのは小さなロジックボードと感圧トラックバッドだけです。

iOSデバイス並みに小型化されたロジックボードにはMacBookの性能のすべてが凝縮されており、美しいとさえいえるかもしれません。

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下の写真では、メモリーやSSDが搭載されているのを確認できます。
SSDはロジックボードの両面に半分ずつ分かれて搭載されています。

  • 赤色:Elpida/Micron製 8 GB LPDDR3 Mobile RAM
  • オレンジ:Toshiba TH58TFT0DFKLAVF NB2953 128 GB SLC NANDフラッシュメモリー

その裏面にはプロセッサがはんだ付けされ、その上をヒートシンクが覆っています。
下の写真はヒートシンクを剥がした状態です。

  • 赤色:Intel SR23G Core M-5Y31 Intel HD Graphics 5300
  • 黄色:Toshiba 128 GB SLC NANDフラッシュメモリー
  • 青色:Murata 339S0250 Wi-Fiモジュール (iPad Air 2などと同型)

バッテリー容量は、7.55 V、39.71 Wh、5263 mAh。
ちなみにMacBook Air 11インチは7.6 V、38.5Wh、5100 mAh、Surface Pro 3は7.6 V、42.4 Wh、5380 mAhです。

12インチMacBookのバッテリーは、11インチMacBook Airよりもわずかに大きく、Surface Pro3よりも小さいようです。
いずれも仕様では9~10時間のバッテリー駆動時間があります。

たった1つのデータ転送用インターフェース、USB-Cはこんなパーツです。

iFixitによれば、交換はかなり困難のようです。
1つしかないため他に代用はできません。壊さないように大事に使いましょう。

非常に薄いキーボードのキーの中身はこんな感じ。
LEDで光るように設計されています。

MacBookの電源アダプター、iPad用USB-ACアダプター、MacBook Air用Magsafe2とを並べて大きさを比較。

左から、

  • 10 W iPad USBアダプター
  • 29 W MacBook USB-C電源アダプター
  • 60 W MacBook Air Magsafe 2

です。

こうしてみると、USB-Cアダプターは小さく持ち運びもほとんどiPad用と変わらない感じです。

iFixitによる分解の難しさは10点中1(10が最も簡単)とのことで、見事、最も分解が困難であるという評価を受けています。

プロセッサ、メモリー、フラッシュストレージは全てロジックボード直付けであり、交換は全く不可能です。
USB-Cポートもディスプレイブラケットの下にネジで固定され、交換を複雑にしているとのこと。

ユーザーが購入後にまったくカスタマイズできる余地のないことから、見た目だけでなく、中身もiPadにそっくりといえるのかもしれません。

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MacBook AirやMacBook Proについては2015年モデルのレビューなど下記記事をご覧ください。
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Source:iFixit

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