こぼねみ

iPhone/iPad/Android/Windows/Macなどの最新情報をお届け

スポンサーリンク

Apple、iOS14の広告トラッキング防止機能を来年初めまで延期

Appleは、iOS 14に実装されているトラッキング防止機能の施行を来年初めまで遅らせることを明らかにしました。

「アプリ開発者が必要な変更を行うための時間を与えたい」とApple広報担当者は述べました。


iOS14には次のようなプライバー機能が新たに追加されます。

アプリのトラッキング管理と透明性
デベロッパには、ユーザーをトラッキングする前に本人の許可を得ることが義務付けられます。あなたがトラッキングを許可したアプリは、「設定」で確認し、変更できます。
iOS 14プレビュー


また、iOS14のプレスリリースには「トラッキングには、アプリケーションまたは一つの企業が所有するウェブサイトから収集したユーザーに関する情報を、ターゲット層を絞り込んだ広告や広告効果測定などの目的で、または情報ブローカーを通じて、別の企業が別の機会に収集した情報に関連付ける行為も含まれます。」と説明されています。

f:id:kobonemi:20200904103451p:plain
iOS14:App Storeでアプリをダウンロードする前にそのアプリのプライバシー方針の概要を確認可能に

この新機能を巡っては、アプリ開発者が個々のユーザーに合わせた広告を販売するのが難しくなるという批判がありました。
大手アプリ開発者やFacebookなどの広告ネットワークはこの機能に反対しており、Facebookは自身の広告主に対して、この新機能により収益が50%以上減少する可能性があると警告していました。

Appleはこの機能を6月のWWDCで初めて発表し、今秋リリースするiOS14に導入するとしていました。

Source:MacRumors, WSJ