Appleは3月にもiPhone SEの後継モデルとなる新型「iPhone 9」(あるいは「iPhone SE2」)を発表するといわれていますが、さっそくそのiPhone9ではないかと話題のデバイスのハンズオン動画が注目を集めています。
最初TikTokで話題となり、その後Twitterで共有されているようです。
しかしながら、9to5Macなど定評あるメディアが指摘するように、このデバイスは偽物と考えてよいでしょう。側面はiPhone4を連想させるそのデバイスはおそらくAndroidのクローンです。カスタムメイドのスキンケースを装着しているのかもしれません。これが本物のiPhoneプロトタイプである場合、ロック画面に「Proprietary and Confidential」といった警告がほぼ確実に表示されると9to5Macは指摘しています。
Fake. From the man himself who made this housing. pic.twitter.com/xN1F8GGIpq
— EverythingApplePro (@EveryApplePro) February 20, 2020
動画のサプライチェーンの情報源は、iPhone 9とiPhone 12の噂を混同している可能性がありそうです。iPhone9はiPhone 8とほぼ同じデザインで、丸みのある4.7インチのフォームファクターであると予想されています。一方、iPhone 12はiPhone 4に似た角張ったデザインを特徴とするといわれています。
Alleged iPhone 9.$AAPL pic.twitter.com/xJmsVjFBEB
— Stefan Constantine (@WhatTheBit) February 19, 2020
こうしたiPhoneのリークの場としてTikTokというプラットフォームが勢いを増しているのも興味深いことだと9to5Macは指摘しています。従来iPhoneサプライチェーンのリークは、WeChatなどのプラットフォームを介して表面化していました。TikTokはリーカーのためのよりアクセスしやすい新しい場所を提供しているようです。ただ、より若者をターゲットにしているTikTokではその真贋を見極める知識もまた不足がちであり、誤った情報も出回りやすいかもしれません。
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