鍵や財布、小物などの持ち物をユーザーが追跡できる忘れ物防止タグ「Tile」のようなハードウェアをAppleが開発していること示す証拠を、現在ベータテスト中のiOS13から多数見つけ出したことをMacRumorsは伝えています。
iOS13の内部ビルドには、他の多くのBluetoothトラッカーと同様に、Appleロゴが中央に配置された小さな円形アクセサリーの画像が含まれているそうです。ただし、画像はモックアップまたはプレースホルダーかもしれず、タグの最終的なデザインは異なる場合もあります。
今回発見された上のイメージは、以前9to5Macが見つけたものとも似ています。9to5Macは今年4月にこのアクセサリーに関する最初の報道をしていました。
MacRumorsは、タグがApple内部で「B389」というコードネームと呼ばれていることを確認しています（このコードネームは9to5Macがすでに報じていました）。また、「毎日使うアイテムにB389でタグを付ければ、もう2度となくしたりしない」など、この製品の目的についての多くの文章も見つけています。
タグはiOS 13の新しい「Find My」アプリ（「探す」アプリ）と深く統合されます。探すアプリはこれまでの「友達を探す」と「iPhoneを探す」を一つにまとめた新しいアプリです。iOS 13のパブリックベータ版ではまだ利用できませんが、内部ビルドには、ユーザーの所持品の場所を追跡するために探すアプリに新たに「アイテム」タブが含まれています。
コードをさらに深く確認し、Appleのアイテム追跡機能で拡張現実が重要な役割を果たすとMacRumorsは考えているようです。
探すアプリには、AppleのARKitプラットフォームの機能が組み込まれるようです。iOS 13の内部ビルドには、ユーザーがiPhoneで部屋をスキャンした後に紛失したアイテムを特定するのに役立つ3Dの赤いバルーンのアセットなどが含まれています。オレンジ色の2Dバルーンの画像もあります。
コードには「数フィート歩いて、バルーンが見えるようになるまでiPhoneを上下に動かしてください」というような文章もあるそうです。
タグには取り外し可能なバッテリーが装備されていることを示唆する文章もあります。バッテリーはボタン電池、つまり多くの時計や最新のTileでも使われている小型の円形の乾電池です。「アイテムの背面のネジを外し、バッテリーを取り外します」という文章もあるので、電池は交換可能なようです。
アイテムタブに表示される画像としては次のものが挙げられています。
最後に、今回の情報をもたらしたiOS 13の内部ビルドは6月のものであるため、最終的には異なる可能性があります。
Appleは9月10日（火）に新製品発表イベントを開催します。
このアイテム追跡タグが披露されるとすれば、このタイミングとなるでしょう。
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