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10.5インチiPad Air第3世代の分解レポート:3GB RAM搭載、iPad Air2よりも大きなバッテリーなど

新型iPad Air第3世代の分解レポートをiFixitが公開しています。

2017年に発売された10.5インチiPad Proとほぼ同じ外観であり、CPUが最新のA12 Bionicチップになった以外はその低価格版といえるスペックです。
iPad Air第3世代と10.5インチiPad Proを比べてみると、本体サイズは同一で、重量はiPad Air第3世代が少しだけ軽量であるものの、Proモデルの証ともいえるSmart Connectorを共に搭載しており、両者の外観上の唯一ともいえる違いはスペースグレイの色味と背面カメラが出っ張っていないことくらいです。



中身を開けてみると、ロジックボードやパーツのレイアウトも10.5インチiPad Proに似ています。
今回分解したモデルのバッテリーは30.8 Whで、Appleが公式サイトで示す30.2 Whよりも若干大きいようです。
ちなみにiPad Air2は27.6 Whだったので、1割程度容量が増えています。

メモリーは3GB RAMを搭載しています。
Bluetoothはバージョン5.0で、同時に発売されたiPad mini5と同じです。

iPad Air第3世代と現行iPad Proとのスペック上の大きな違いは、リアカメラの性能は低くなり、ProMotion 120 Hzディスプレイは採用されておらず、4スピーカーから2スピーカーへ変更され、USB-CではなくLightningポートのままであり、Apple Pencil第1世代のみがサポートされていることです。

iFixitによる分解の容易さを示すスコアは10点満点中2点で、iPad mini第5世代と同じです。
Lightningポートはロジックボードにはんだ付けされていること、バッテリーは交換可能なものの必要ないほどに困難になっており、接着剤がパーツやケーブルにたっぷりと使われていることなどが修理を難しくしている要因となっています。

ユーザーとしては、Lightningポートを乱暴に扱って壊してしまわないように注意したほうがよさそうです。
さもないと予想以上の出費に驚くことになるかもしれません。

Source:iFixit, MacRumors

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