新型iPad Air (第5世代)、内蔵バッテリーの交換が容易なプルタブ仕様に

Appleが先月発売したiPad Air (第5世代)。
M1チップ、5G通信、センターフレームに対応したフロントカメラ、最大2倍高速になったUSB-Cポートなど多数の新たな特徴を備えており、非常に魅力的な製品となっていますが、実は修理する上でも嬉しい変更があったことをiFixitが報告しています。

f:id:kobonemi:20220404084550j:plain — iPad Air (第5世代) 、バッテリーを取り外しやすいプルタブを採用：iFixit

iFixitによると、分解作業はまだ完全に終わっていないようですが、新しいiPad Airのバッテリーセルには、取り外しやすいように伸縮性のプルタブがついています。このタブを引っ張ることでバッテリーが比較的容易に取り外すことが可能なようです。
以前のiPad Airはバッテリーセルが完全に接着されていたため、イソプロピルアルコールなどの溶剤を使って大量の接着剤を溶かす必要があり、バッテリーを交換することは非常に困難でした。
この新しい仕様によって、ユーザー自身がバッテリーを交換できるようになるわけではありませんが、リサイクル業者がiPadのアルミニウム筐体からバッテリーを取り外すのを容易にすることで、環境面でもメリットがあると考えられます。

Appleは、iPad mini第6世代や14インチと16インチMacBook Proの最新モデルなど、より多くのデバイスにバッテリーにプルタブを追加しています。しかし、iFixitは以前、プルタブがあるにもかかわらず、iPad miniのバッテリーの端が接着されており、完全に修理しやすいデザインではないことを発見していました。新しいiPad Airのバッテリーセルも同様の仕様なのかは不明です。

Source：MacRumors

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