Appleは、昨年から噂のあったiPadでの2画面同時表示(画面分割あるいはアプリを並べて表示)モードを6月のWWDCで「iOS 9」の新機能として発表するかもしれません。
9to5Macは「dual-app viewing」「the split-screen mode」「the side-by-side feature」という言葉でこの新機能に関する情報を伝えています。
画面分割機能は、WWDCでiOS9の大きな特徴として披露させる可能性もある一方、噂の12.9インチ画面を搭載した大型iPadと共に発表される可能性も示唆されています。
Appleは2014年にiPad Air上で2つのアプリを同時に見えるようにする機能をiOS8に搭載する予定でした。
これはたとえばMicrosoftがSurfaceやSurface ProなどWindowsタブレットで実現している機能です。
その後、AppleはiPhone6/6 PlusとApple Watchを完成させるためにソフトウェア開発資源を向けることを選び、画面分割アプリ機能の開発をしばらく停止していました。
匿名の情報筋は、AppleがiOS9でアプリを並べて表示させる機能をiPadシリーズで利用できることを来月のWWDCで披露する予定だと話しています。
最新の計画では、画面分割モードは1/2、1/3、2/3の分割をサポートするようです。
2つの画面に分割されると、異なる2つのアプリを隣同士で並べて表示させるか、同じ1つのアプリを2つの画面で表示させることができます。
たとえば、Safariの2つのタブを同時に表示させたり、2つの文書を1度に開き、お互いを比較することなどができます。
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Appleはこの新機能を現在のiPadシリーズ向けにリリースする計画ですが(減速するiPadの販売を押し戻す必要性があります)、実のところ、噂の12インチiPadと一緒に利用可能になる可能性も示唆されています。Appleは新機能を新型iPadの発売まで取っておくかもしれません。
その大型iPadは、これまでiPad Air PlusやiPad Proというように呼ばれていますが、情報筋は社内で「J98」と「J99」というコードネームで呼ばれ、テストを行っていることを確認しました。おそらくWi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルとを指すのでしょう。
Appleはこの大型iPadの大画面を生かして、現在のiPadシリーズにはない特徴を採り入れることを目指しています。
iOSは現在のiPadの別バージョンとなるようで、Appleはコアアプリの機能を再設計することを考えているようです。たとえばSiriや通知センターは大画面に合わせて最適化されるでしょう。
大型iPadではキーボードとUSBあるいはUSB-Cをサポートするという噂もあります。
そして、現在進行中の最も重要な機能は複数ユーザーのサポートです。
マルチプルユーザーサポートは、複数のユーザーが1つのiPadを共有でき、Macのように自分だけのアプリ、文書、メディアなどにアクセスできます。
Appleは今年初めの段階でこのマルチプルユーザーサポートをiOS9に実装する計画でした。しかし、情報筋は現在のところその開発が遅れていることを示唆しています。iOS9に間に合わない可能性もありますが、Appleがこの機能が企業や教育機関向けに重要であると考えているなら予定通り実装されるでしょう。
大画面iPadは、最新の情報では2015年第4四半期に発表されるといわれています。
オプションでスタイラスペンが発売される、感圧タッチディスプレイを搭載する、4基のスピーカー(デュアル・ステレオスピーカー)が内蔵される、などいくつもの予想や噂があります。
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