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Apple設計のiBeacon搭載新型ハードウェアがFCCに

FCCにAppleの設計したiBeaconデバイスがファイルされていると9to5Macは伝えています。

問題のハードウェアは7月4日に登録されました。FCC文書には「Apple iBeacon」と書かれており、USBポートを搭載したハブのようなものが上部に、スイッチが下部に設置されています。5Vの電源で動作し2.4GHzのワイヤレス通信を行います。このハードウェアはFCCによるさまざまな無線テストが実施され、それらを無事通過しました。
iBeaconは、昨年のWWDC 2013において、iOS7とともに発表されたAppleの通信技術です。Appleは「iOSの位置情報サービスを拡張する新しいテクノロジー」と説明しています(Apple iBeacon について)。たとえば、特定の店舗やそこに陳列されている商品に設置されたiBeacon装置からiPhoneやiPadはクーポンを受け取ったりするのに利用されています。今年のWWDC 2014においてiOS8とともにiBeaconの機能も拡大されることが発表され、現在よりも更に詳細な情報も扱えるようになります。
このiBeaconハードウェアはどのような目的で製品化されたのでしょうか。9to5Macは3つの可能性を指摘しています。
1つ目は、Apple Storeで利用するためです。現在、Apple Store直営店ではサードパーティ製のiBeacon装置が備え付けられているようです。Appleはそれを自社製品に置き換えるのかもしれません。AppleはStoreに必要なものの多くを自らの設計する傾向が高いため、こう考えることはそれほど驚くべきことではありません。
2つ目は、iBeacon技術を利用したい開発者や企業などに向けて設計された可能性です。現在、iBeacon装置の選択肢はあまり多くないようです。このハードウェアによって、AppleはiBeaconの普及を後押ししようとしているのかもしれません。
3つ目は、このデバイスがAppleの最初のHomeKitデバイスであるという可能性です。HomeKitはiOS8と一緒に発表されました。家中の照明、電気製品、電子ロックなどをiPhoneを使って操作できるようになります。最近、AppleがHomeKitに対応するハードウェアの開発に専念しているという情報がありました。
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