9月10日にも発表されるといわれるiPhone5SとiPhone5Cについて、KGI Securitiesのアナリスト、Ming-Chi Kuo氏の最新レポートをMac Rumorsが伝えています。
iPhone5Cのリアシェルと歴代iPhone（左から3GS、iPhone4/4S、iPhone5、iPod touch第5世代）：DetroitBORGによる動画
Kuo氏の予測するiPhone5SとiPhone5Cは次の通り。
- 新型iPhoneのコンポーネントとEMS（electronics manufacturing services）は8月下旬から9月上旬に増大する
- Hon Hai（Foxconn）はTDD-LTEをサポートする中国移動向けのiPhone5Cの生産を8月に始める
- TDD-LTEをサポートするデバイスの出荷は、iPhone5Sの25％、iPhone5Cの35％を占め、中国におけるAppleのシェアを押し上げる
- iPhone5は2013年第3四半期末に生産を終えるが、それよりも古いiPhone4Sは2013年末まで出荷が続く
- iPhone5CはiPhone5のリプレイスとして開発された。当初予想されていたiPhone4Sの代わりではない
- iPhone5SはiPhone5Cよりも出荷数で上回る
ここでiPhone5Cは、廉価版iPhoneとしてではなく、iPhone5の後継機というポジションとなると予想されています。Kuo氏は2013年内にiPhone5Sが3330万台、iPhone5Cが2720万台出荷されると予想しています。一方、第3四半期（7〜9月）に限ってみれば、iPhone5Sは520万台、iPhone5Cが840万台と予想されています。ちなみにiPhone5は昨年の発売直後の週末で500万台が販売されました（Business Insider）。今年も新モデルの入手は例年通り困難になると思われます。
価格は、iPhone5Sが600〜700ドル、iPhone5C SIMフリーモデルが400〜500ドルと予想されています。一方、iPhone4Sは300〜400ドルに値下げされ、同様にiPhone4も200〜300ドルに下がります。iPhone4SおよびiPhone4はiOS7のグラフィック要件を完全には満たさないのでいずれは生産が終了することになると考えされています。
また、以前懸念されていたiPhone5Sに搭載される指紋認証センサーの歩留まりは改善傾向にあり、iPhone5Sの生産上の問題は以前よりも軽度になったとレポートされています。
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