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Retina搭載のiPad mini2、その生産コストは?

次期iPad mini第2世代(iPad mini2)はRetinaディスプレイを搭載するというのが多くのアナリストなどの一致した予測です。iPad4やiPad3と同じ2048×1536ピクセルの解像度を持つディスプレイを採用すると考えられています。
そのiPad mini2の生産コストは、高解像度ディスプレイを搭載することでどのように変化するのか、DigiTimesが試算しています。なお、iPad miniにRetinaディスプレイを搭載した場合のコストについては以前の記事も合わせてご覧ください。
iPad mini
iPad mini
iPad mini2に2048×1536ピクセルのRetinaディスプレイを搭載する場合、その生産コストは1ユニット当たり12米ドル増えるといいます。他のコンポーネントの仕様と価格が同じであるならば、新型iPad miniのすべてのパーツの金額は200ドル/ユニットとなるとしています。iSuppliによれば、現行iPad miniのディスプレイ価格は32ドルです。すべてのパーツの合計はおよそ188ドルとしています。
iPad miniがRetinaディスプレイを搭載する場合、画素密度はiPad4やiPad3よりも高くなります。また、バックライトモジュールの輝度はさらに高いものが必要になります。これはLEDの使用数が増大することを意味します。したがって、iPad mini2のトータルコストは現行モデルよりも30%以上高くなるとマーケットオブザーバーは考えています。
タブレット市場におけるApple製品の占める割合は2012年第3四半期に減少し始めました。第4四半期までにそのシェアは70%から44%まで減少しました。マーケットオブザーバーは2013年における全世界のタブレット需要は1億8000万〜2億4000万ユニット、そのうち7インチモデルの占める割合は45〜60%になると考えられています。
市場における7インチタブレットの成功を見て、AcerやASUSは150ドル前後で始まる新モデルを投入しています。今後発表されるNexus7の第2世代モデルはフルHDパネルを採用し、現行モデルと同じ199ドルで発売されると予想されています。また、SamsungとAcerはともにiPad miniと争うために2013年第2四半期に8インチのタブレットを導入する予定ともいいます。Acerの8インチタブレットは200ドル前後の価格になるとされています。
7インチのNexus7、Kindle Fire HD、iPad miniは2012年に相次いで発売され、タブレット全体市場で最も人気のある製品になっています。Samsungは、S-Penを採用した8インチタブレットGALAXY Note8.0を3月中旬にも発表すると予測されています。フルHD採用のNexus7の次期モデルは5月のGoogle I/Oで発表されるともいわれています。
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