AU Optronics（AUO）の生産しているiPad mini向け液晶パネルにおいて2つの問題が生じており、AppleはAUOにパネル出荷を一時的に停止するよう求めたと台湾通信が伝えています。
iPad mini
関係筋の話として、AUO製パネル搭載のiPad miniに2つの問題が見つかっているいいます。1つは、使用後1ヶ月ほど経過すると、iPad miniの電源を入れた際に画面全体が白くなり周辺部分が黄色になるというものです。2つ目はそこから一定期間が過ぎるとモアレが発生するといいます。AUOはコメントを辞退しています。
現在、AUOからのiPad mini用パネルの供給は停止されており、テスト用のパネルのみを試験生産しているようです。そのパネルで問題が生じないかテストを行い、問題ないことが確認され次第供給が再開されるとみられています。
AUOについては、別の動きもあるようです。
iPad mini向けパネルは、AUO以外にLG Dsiplay（LGD）からも供給されています。しかし、DigiTimesによれば、AppleはAUOに代わる別のサプライヤーを模索しているといいます。
業界筋によれば、AUOは低い歩留まりの結果、出荷台数が伸び悩んでいるといいます。AUOはその技術の欠如により歩留まりを高めることができずにいるとされています。そこで、AppleはAUOに代わる別のメーカーを模索しているようだと推測されています。
Appleは2012年第4四半期におけるiPad miniの出荷台数を1000万台としていましたが、AUOの歩留まり問題のために600万台に留まると業界筋はみています。
業界筋は、Appleが3番目のサプライヤーにどのメーカーを選ぶかについては言及していません。おそらく台湾のパネルメーカーなるのではないかとDigiTimesは推測しています。
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