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LenovoはSurfaceに好意的、東芝はWindowsRT製品開発中止:Microsoft Surfaceに対するPCメーカーの反応

Microsoft Surfaceを巡って、PCメーカーによって、その対応に温度差があるようです。
Microsoft Surface RT
Microsoft Surface RTタブレット
Lenovoは、MicrosoftがSurfaceでハードウェア市場に参入することを比較的好意的にとらえているようです。Lenovoは2013年第1四半期の収支報告(Lenovo FY2012/13 Q1 Earnings Presentation)において、「Microsoftがハードウェアを供給することは好ましいことではないが、我々にとって新しい競争相手が加わったということにすぎない」とLenovo CEO、Yang Yuanqing氏が発言したとCNET Newsが伝えています。Yuanqing氏は、Microsoftが「我々の数多くの競争相手の1人であり、我々はMicrosoftを含む他のライバルよりも優れたハードウェアを提供していると確信している」。「Microsoftはソフトウェアでは強いが、世界でベストのハードウェアを提供できるとは思っていない。Lenovoはそれができる」と発言しました。そして、「率直にいってSurfaceについてそれほど心配していない。Microsoftは我々の戦略的なパートナーだ。我々はWindows8の発売に非常に楽観的であり、いくつもの新製品を投入していく」とも言及しました。
一方、東芝はWindows RTタブレットの開発を中止しているとDigiTimesが伝えています。最近、東芝はコンポーネント供給の遅れによりWindows RTタブレットの開発計画を停止していると発表したといいます。ノートPCメーカーの関係者は、こうした動きが他のメーカーにも起こるのでないかと懸念しているといいます。関係者は、Windows RTタブレットの抱える、ソフトウェアの互換性の問題、期待よりも低いパフォーマンス、AndroidやSurfaceとの価格競争などの観点から、東芝がWidnows RTタブレット開発から撤退しコンポーネント供給の遅れをその理由としているのではないかと考えているようです。関係者は、PCメーカーがWindows RT製品の開発にさまざまな困難を抱えていると指摘しています。ソフトウェアドライバーの問題、Windows8を搭載するスタンダードなPCと比較して低い性能などが挙げられています。
Windows8はWindows7の後継OSであり、それとは別にARMベースの製品向けのOS、Windows RTも同時にリリースされます。東芝が開発を中止したのは後者向けの製品であり、Windows8向けの製品はもちろん発売するはずです。一方、LenovoはWindows RT搭載製品、Windows8搭載製品のどちらも発売する見込みです。
MicrosoftはWindows RT版SurfaceをWindows8の発売日と同日の10月26日に発売します。Windows8版Surfaceはその90日後に発売するとしています。
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