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購入前に要確認!iPhone X保護フィルム選びで注意したいこと

「iPhone X」の液晶保護フィルムを選ぶ上で注意すべきこと。
保護フィルムを購入する前に確認しておいた方が良いと思われる情報です。

Appleの公開している最新のAccessory Design Guidelines for Apple Devices R4(PDF)には、ディスプレイ上部のセンサーハウジング部分(いわゆるノッチや切り欠き)を遮らないようにと注意書きがあります。

センサーハウジングには、顔認識技術「Face ID」のためTrueDepthカメラシステムを構成する投光イルミネータ、赤外線カメラ、ドットプロジェクタをはじめとして、近接センサー、環境光センサー、スピーカー、マイクなどが凝縮して配置されています。

このセンサーハウジングを保護フィルムなどで覆ってしまうと、Face IDの認識率が下がるなど、正しく機能しない可能性があります。この点について、実際に販売されている製品を試した結果を含め Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)が考察しています。



 

センサーハウジングを部分的に覆うフィルム

センサーハウジングの一部だけが空けられている保護フィルムの場合、Face IDが正しく認証できない模様。


保護フィルムの一例。センサーハウジングの真ん中あたりだけが空けられている製品。


保護フィルムの一例。センサーハウジングの一部分だけくり抜かれている製品。

ガラス周辺をフレームで覆うフィルム

貼り付け後のガラスの欠けや見た目重視などから、PETフレームを強化ガラスの周りに配置したフィルムが複数のメーカーから市販されています。画面全体を保護できるフルカバー設計などとうたわれており、センサーハウジング全体を覆い、センサー穴だけが開けられている製品が結構あります。
この樹脂フレームが白色の場合、Face IDの認識率が低下するようです。
また、黒色のフレームならOKというわけでもなく、上述のAppleの説明(センサーハウジングを遮らないように)に適さないと思われる形状になってしまっている製品も多く、その場合はFace IDが正しく機能しない可能性があります。

この手のフィルムは、3Dラウンドエッジ加工などでディスプレイ曲面部分が完全にフルカバーできるなどの特徴が宣伝されています。


保護フィルムの一例。センサーハウジング全体を覆うフルカバータイプの強化ガラスフィルム(白色フレーム)。


保護フィルムの一例。センサーハウジング全体を覆う部分が黒色のフレームを持つフルカバータイプ。

よりシビアになったiPhone Xの保護フィルム選び

上記のような製品は、iPhone Xのセンサーハウジングにある複数のセンサーに正確に合致した穴が開けられているかが問題です。


Accessory Design Guidelines for Apple Devices R4

こうした点を踏まえると、iPhone Xの保護フィルムは、iPhone8を含む他のiPhoneと比べてかなりシビアであることがわかります。
iPhone Xのセンサーハウジングは、顔認識技術「Face ID」をつかさどる「True Depthカメラシステム」やセンサー類が密集しています。この部分を保護フィルムなどで覆ってしまうとiPhone Xの最大の特徴の1つである顔認証が正しく機能せずiPhoneのロック解除にも支障が出てしまう可能性があります。


iPhone XのFace ID機能が正しく機能することを検証した保護フィルムが発売されるまでは、思い切って保護フィルムを貼らずに裸で使うか、Face ID機能を妨げないようにセンサーハウジング部分を空けた製品を選択する必要があると思います。

メーカーの説明をよく読み、Face IDが問題なく使えるかどうかを確認したうえで、保護フィルムを選びたいものです。

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