AppleはWWDCにて新たなフレームワーク「Core NFC」に関する情報を公開しました。
「Core NFC」を使用すると、NFC Data Exchange Format(NDEF)のデータを含むType 1〜5のNFC(Near Field Communication)タグを読み取ることができます。
NFC NDEFタグは、iPhone7およびiPhone7 Plusでサポートされます(そして今年発売の新型iPhoneもそうなるはずです)。
iOS10とiPhone7シリーズではこれまでApple PayでしかNFCを利用できませんでしたが、iOS11ではサードパーティアプリの開発者がNFCを組み込むことが可能になります。
Type 1〜5のNFCタグとは、Sony FeliCaのページによれば次の5つです。
Type 1はTopaz(Broadcom社)、Type 2はMIFARE Ultralight(NXP社)、Type 4はISO/IEC14443のタグ(代表例はDESFire、NXP社)、そしてType 3はJIS X 6319-4に準拠したソニーのFeliCaをベースとしています。また、Type 5としてISO15693をベースとするタグも加えられました。
Sony Japan | FeliCa | NFCについて | NFCフォーラム仕様
では、これからiOS11とiPhoneで何かできるようになるかと想像すると、GIGAZINEは、「Android端末がすでに可能にしている決済機能など」、iPhoneとBluetoothスピーカーなどのペアリング、美術館などの作品の前でそれに見合う情報提供、などを挙げています。
iPhoneとAirPodsは近づけるだけで簡単にペアリングできます。これと似たような機能をApple以外のメーカーがイヤフォンやスピーカーに搭載できるようになることが期待されます。