「iOS 9」ではサポートされていた「iPad 2」「iPad 3(第3世代)」「iPad mini(第1世代)」は、「iOS 10」にアップデートできなくなります。少なくともiOS10のプレビューページではサポート対象外となりました。
CNET Japanは、LocalyticsのiPadシェアデータをもとに伝えています。
2016年3月のiPadシェアを見るとiOS10は「現在使用されている全iPadの約40%が使えなくなる可能性」。
iPad2はiPad全体の17%、iPad mini第1世代は15%、iPad3は9%を占めています。合計で41%です。
一方、最新のiPad Proは1%、iPad mini4は2%しかなく、iPad Air2でようやく12%です。これらをすべて合計してもiPad2の1デバイスさえ及びません。
iOS10が今年の秋に正式リリースされれば、古いバージョンとなってしまうiOS9にはセキュリティアップデートやパッチが提供されなくなってしまうでしょう。
もちろん、現在でもiOS7やiOS8を使っているiOSデバイスも存在するとは思います。それらはセキュリティ上の懸念やアプリのアップデートができないまま使えていることもあるでしょう。
私は、iPad2、iPad3、iPad miniのすべてをこれまで購入しました。iPad3は最近中古ショップに買い取ってもらいましたが、iPad miniとiPad2は友人や家族にプレゼントしており、今も現役で使ってもらっています。彼らには今後サポート対象外になることを知らせました。
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当初、iOS10のプレビューページではiPad2、iPad3、iPad mini、iPod touch第5世代はサポート対象に含まれていました。
それが以下のスクリーンショットです。
しかし、ここで赤で示したiOSデバイスは後になってサポート対象から除外されました。
Appleが変更しない限り、多数を占める旧iOSデバイスユーザーは、今後、新しいデバイスへの買い替えをしなければならないでしょう。しかし、現在はまだプレビュー段階なので変更の可能性はあります。旧デバイスユーザーが主張し、その声が大きければ、もしかするとAppleも変えざる得ないかもしれません。