新型MacBook Pro(Late 2016)Touch Bar非搭載モデルの分解レポートをiFixitが公開しています。
分解されたのは、Core i5、8GB RAM、256GB SSD、Thunderbolt3を2基搭載する13インチモデル。
気になる点を挙げておくと、
- 3.5㎜イヤフォンジャックが単一のモジュラーユニット(次期製品でUSB-Cに交換も容易な仕様)
- 前モデルよりも約27%小さい容量のバッテリー
- 第2世代のバタフライキーボードは高さなど以前のものと各所に違い
- SSDは容易に取り外し可能
- メモリーはSKhynix LPDDR3 RAM、ロジックボードに直付け
- Wi-FiとBluetoothはロジックボードに直接搭載
- ヒンジ構造の刷新。新しいスプリングメカニズム
- スピーカーはより大きく、ゴム製ダンパーにより振動も低減
- プロセッサはIntel Core i5-6360U Intel Iris Graphics 540
SSDはApple製コントローラとSanDisk製NANDフラッシュメモリーで構成されています。写真のように取り外し可能であり交換可能ですが、独自規格でありサードパーティメーカーなどが互換性のある製品を開発するまで待つ必要があります。このSSDはかなり素晴らしいパフォーマンスを計測しました。
メモリーははんだ付けで固定されておりユーザーはアップグレードできません。
ヘッドフォンジャックはモジューラー式で将来の製品で別のもの(USB-Cポートが有力)に変更することも簡単ではないかと考えられます。
バッテリーは11.4V、54.5Whr、4781mAh。2015年の前モデルでは11.42V、74.9Whr、6559mAhでした。約27%小さくなっていますが、新旧共に同じ10時間のバッテリー駆動時間です。
新型MacBook Proのキーボードのキーを取り外したところ。
iFixitは、このMacBook Proの修理の容易さを10段階中2と評価(10が最も容易)しています。
更新:初出CPUをCore i5-6460Uとしていましたがその後iFixitが訂正していました。正しくはCore i5-6360Uです。
via 9to5Mac, Mac Rumors