新しい12インチMacBook(Early 2016)の分解レポートをiFixitが公開しました。
分解されたのは、1.1GHzのIntel Core m3-6Y30を搭載する下位モデルのローズゴールド。
2015年モデルとの違いや興味深い点を抜き出すと、
- ボディの外側のネジは特殊なペンタローブだが、内部には普通のプラスネジも使われており、メンテナンスしやすくなっている。追記:しかしながら、ヒンジネジは接着剤で固定されており油断はできなそう
- USB-Cハードウェアも2015年モデルのものから変更されている。ただし、性能は2015年モデルと同じUSB 3.1 Gen 1(最大5Gbps)
- バッテリーは7.56V、41.41Wh、5474mAh。2015年モデルは7.55V、39.71Wh、5263mAhで約4%の容量アップ。Appleの仕様では新モデルはワイヤレスネット接続で旧モデルよりも1時間多い最大10時間駆動
- メモリーはSamsung製8GB DDR3L SDRAM、ストレージは東芝製256GB MLC NAND Flash
- プロセッサ、メモリー、ストレージはすべてロジックボードにはんだ付けでユーザーの交換や増設は不可能
という感じです。
iFixitによる修理の容易さは10点中1点。数字が大きいほど容易なので、修理はかなり困難とみてよいでしょう。
個人的に注目はバッテリー。
iFixitは、バッテリー増量はバッテリー自体の進化と考えており(とはいえAppleのエンジニアがボディを削り厚みの増したバッテリーを収めている可能性もあるがとも断っている)、新しいバッテリーが2015年モデルとも互換性があると指摘しています。今後、Apple Storeなどで2015年モデルのバッテリーを交換する際、運良く2016年モデルの増量バッテリーを内蔵してもらえるかもしれません。
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Source:iFixit