Appleは昨日A12Z Bionicチップやデュアルレンズのリアカメラ、LiDARスキャナを搭載した新型iPad Proシリーズを発表しました。
約1年半年ぶりとなる待望の新モデルですが、本日リリースされたiPadOS13.4 GM版から、この新型iPad Proシリーズは全モデルが6GB RAMのメモリーを搭載していること確認したと9to5Macが伝えています。
旧型となった2018年モデルでは、1TBのストレージを搭載した大容量モデルのみに6GB RAMが搭載され、ストレージ容量が小さい他のモデルには4GB RAMが搭載されていました。今年、すべてのモデルでRAMが増強され、いずれも6GB RAMが内蔵されることとなりました。
新型iPad Proシリーズには128GB、256GB、512GB、1TBのストレージを選択できます。
11インチモデルは第2世代、12.9インチモデルは第4世代となる新型iPad Proシリーズ
加えて、iOS13.4で確認できた新情報としては、Apple製のU1 Ultra-Widebandチップも新型iPad Proに搭載されているようです。U1チップはPhone 11、11 Pro、11 Pro Maxで最初に導入されました。
iPad Proの仕様にはU1チップに関する言及はなく、その理由は明らかではありません。おそらく現時点ではこのチップに関する機能は利用できず、将来のソフトウェアアップデートで有効になると9to5Macは推測しています。
Appleによれば、U1チップは空間認識のための超広帯域テクノロジーを用い、近くにあるU1チップを持ったほかのApple製デバイスとの位置関係から、「それはまるで、リビングルームほどの空間で機能するGPSのよう」に、現在の位置を正確に把握できます。
Appleが今後発売する、忘れ物追跡タグAirTagにもU1チップが搭載され、Ultra Widebandサポートを備えたデバイスによって正確に配置できると考えられています。
via MacRumors